今回の「熊本地震」は、震源が内陸部の浅い場所だったため、震源地近くで揺れが激しく被害が拡大しています。
こうした「直下型地震」は、山陰でも起こり得ると地震の専門家は指摘し警戒を呼び掛けています。

島根大学総合理工学部・林広樹教授:
10年前に起きた地震の南方延長で今回、地震が発生しているということになります。
割れ残りの領域に地震が発生したということになります。

地質学や地震防災に詳しい島根大学の林広樹教授は、今回の地震は最大震度7を2度観測した10年前の熊本地震で、割れずに残った断層の一部が動いた可能性が高いとみています。
また10年前の地震と震源は大きくは離れておらず、今回も「内陸直下型地震」だったことが、揺れによる被害を大きくしたと指摘します。

島根大学総合理工学部・林広樹教授:
Q.「内陸直下型地震」の特徴は?
震源が浅いということもありますし、その直上域でかなり大きな被害が生じやすいということがポイントになる。

山陰では、主要な活断層として島根県東部の「宍道断層」、西部の「弥栄断層」が確認されていますが、林教授はこのほかの場所でも地震は起こり得ると警鐘を鳴らします。

島根大学総合理工学部・林広樹教授:
山陰地方は花崗岩地帯、古い岩盤が広がっていて、新しい時代の地層や地形が十分見られない場所。こういう所はなかなか活断層があるかどうかというのは立証できない。空白になっている可能性が高いと私は考えています。

地図上の「空白」は「安全」を意味しているわけではなく、これまで知られていない「未知」の断層が地震を引き起こす可能性があると指摘します。

島根大学総合理工学部・林広樹教授:
活断層が少ないところだから災害は大丈夫だと思わないでいただきたい、と考えてます。

TSKさんいん中央テレビ
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