大気の状態が非常に不安定となった石川県内は、28日強い雨が降りました。この雨の影響で、防災気象情報の運用後、県内では初めてとなるレベル4大雨危険警報が輪島市などに発表されました。

低気圧が北陸地方に進み、上空6000メートルにマイナス6℃の寒気が流れ込んだ県内。暖かく湿った空気と上空の寒気の影響で、県内は大気の状態が非常に不安定となり、午前中は能登を中心に強い雨が降りました。輪島市門前では午前9時すぎまでの1時間に28ミリの雨が降ったほか、県の雨量計では志賀町地保で1時間に47ミリの激しい雨を観測しました。

この雨で気象台は、輪島市と志賀町、穴水町にレベル4の大雨危険警報を発表しました。5月に始まった新たな防災気象情報の運用後、レベル4の危険警報が発表されるのはこれが初めてです。

リポート:
「志賀町西山台の地域交流センターに開設された避難所に来ています。1時現在、避難者は0人だということです。」

これを受け、志賀町と穴水町では町内全域、輪島市は門前町の一部地区、最大で約2万4000人に避難指示を発表。避難所も開設しました。

その後、加賀でも雨が強まり、金沢や小松などにもレベル3の大雨警報が発表。小松空港では雷のため、午後の小松福岡便が2便欠航しましたが、これ以外に大きな被害の情報は入っていません。

その後、午後2時45分に危険警報などは注意報に変わり、避難指示は全て解除されました。
なお金沢市と津幡町には午後6時時点で、レベル3大雨警報が発表されています。

石川テレビの釜田気象予報士に今回の大雨をもたらした理由について聞きました。

釜田気象予報士:
「日本海の低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだことが主な要因です。それに上空6000メートル付近に寒気が入ったことが原因の一つと考えられます。」

天気図を見てみると、日本海側の広範囲に流れ込んだ低気圧の影響を受け、県内でも雨や雷雨をもたらしました。

釜田気象予報士:
「この後も日本海低気圧が停滞しますので、29日明け方まで雷雨にご注意ください。」

29日朝までの雨雲レーダーを確認してみると、所々に雨が強まる赤や黄色の雨雲が確認できます。

釜田気象予報士:
「これまでに降った雨で地盤が緩んでいるところや川の水が増えているところがありますので、近くにお住いの方は十分に気を付けてください。」

金沢地方気象台によりますと、加賀では28日夜のはじめ頃にかけて低い土地の浸水や川の増水、県内全域では28日夜遅くにかけて土砂災害に警戒するよう呼びかけています。

石川テレビ
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