特定危険指定暴力団工藤会について、福岡県公安委員会は16日、組織の代表者が元総裁の野村悟被告からナンバー2の田上不美夫被告に変更したと官報で公示しました。
福岡県北九州市に拠点を置く特定危険指定暴力団工藤会では、4つの襲撃事件に関与したとして殺人などの罪で起訴され、現在、最高裁に上告中の野村悟被告が、2000年以降トップとして実権を握ってきました。
福岡県公安委員会は16日、組織の代表者が野村悟被告からナンバー2で会長の田上不美夫被告に変更したと官報で公示しました。
県警は3月に工藤会側から野村被告の引退通知を入手し、「野村被告の組織への影響力がなくなった」と判断したということです。
◆記者レポート
「捜査員が野村被告の自宅前の標章をはがしていきます。跡がくっきりと残っていて長年この場所に掲示されていたことがわかります」
2014年の「工藤会頂上作戦」で野村被告が逮捕されて以降、自宅には組員の会合などを禁止する使用制限命令が出されていましたが、「会合などに使用される恐れが極めて低くなった」として福岡県公安委員会は12年ぶりに命令を解除しました。
県警は「代表者の交代は1つの通過点に過ぎず工藤会が壊滅に至るまで手を緩めず対策を徹底していく」としています。
