厳しい暑さの日が増える中、夏場の職場での熱中症対策は命に関わる問題となっています。
去年、富山県内では業務中の熱中症が原因で亡くなったり、4日以上の休業が必要になった人はあわせて23人と、過去10年で最も多くなっています。
このうち朝日町では去年7月、骨材プラントで働いていた現場作業員が熱中症で死亡する労災事故が発生し、「作業現場に塩を備えつけていなかった」疑いで、この骨材プラントの会社と当時安全管理を担当していた課長が書類送検されています。
外で働くことが多く熱中症が多く発生しやすい建設現場で、工夫を凝らして熱中症対策を進める企業を取材しました。
富山駅前の建設現場です。こちらでは大林組が新築のビル工事を行っており、現在、基礎をつくるため地下を掘り下げる作業を行っています。
ここでは協力会社も含め現在は一日最大で約50人が働いていますが、そこで使われているのが熱中症対策ウォッチです。
*大林組 宇於崎正宏現場所長
「体の深部体温が上がるとアラームが鳴る」
身に付けることでもし体温が異常に上昇して危険な状態になると、音と振動などで警告してくれます。
この他にも太陽の光から首元を守る防暑垂れや空調服の着用を義務化して作業にあたっています。
さらに、そうした装備以外にもいつでも冷たい水で手のひらを濡らすことができる場所を設け、体温のコントロールに役立てています。
*大林組 宇於崎正宏現場所長
「仮設の井戸があってその井戸水を引いてきて手を冷やす仕組みになっている。手を冷やすと全身が冷えるというので推奨している」
*作業員
「涼しくなりますよ」
他にも現場付近に設置されたコンテナハウスに、塩飴と経口補水液を配備。作業員がいつでも自由に取り出せるようにしています。
また、今年から気温が高くなる7月、8月の期間はサマータイムを導入。従来午前8時から午後5時までの作業時間のところ、午前7時から午後1時まで作業する時間を早め、さらに短縮する取組みが行われています。
*大林組 宇於崎正宏現場所長
「酷暑日という言葉ができるくらい暑くなってきてはいるがルールをしっかり使って作業員一人ひとりを守りながら現場を進めていきたい」
