2022年、宮城県栗原市で当時6歳の男子児童がため池に転落し死亡した事故で、男子児童の父親がため池を管理する栗原市に損害賠償を求める裁判が、仙台地方裁判所で始まりました。
訴えを起こしたのは、2022年、栗原市築館の農業用ため池に転落し死亡した当時6歳だった男子児童の父親です。
訴状などによりますと、ため池の周辺は池への転落を防ぐ“くい”が老朽化で倒れていて、池の斜面にはゴム製の遮水シートが張られているため、転落した場合、自力で岸に這い上がれるような構造や設備ではなかったということです。
児童の父親はため池を危険な状態のまま放置するなど、管理に問題があったとして、栗原市に対しおよそ2400万円の損害賠償を求めています。
14日の第1回口頭弁論で、栗原市は請求の棄却を求めたうえで、損害賠償額については争う姿勢を示しました。
栗原市は事故について、一定の国家賠償責任を負うことは認める一方で、事故当時、男子児童が複数人で釣りをしていたという原告側の状況も踏まえ、損害賠償額については757万円あまりが限度だとしています。
次回の裁判は、9月10日に開かれる予定です。
