北海道・江別市で男子大学生が集団暴行を受け死亡した事件の裁判で、共犯者が証言台に立ち、当時の凄惨な状況を語った。証言では、主犯格とされる被告が暴行を主導したとされるほか、被害者への暴行が繰り返された経緯も明らかになった。事件の全容解明に向けた審理が続く中、法廷で新たな証言が飛び出している。

「グーで左右に殴った」共犯者が暴行の実態証言

北海道・江別市で、2024年に起きた男子大学生集団暴行死事件。

主犯格とされる川口侑斗被告(当時18)の14日の裁判に、共犯の川村葉音被告(21)が出廷。
暴行に至った経緯を証言した。

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川村被告:
川口被告から「やれ」と言われて蹴りました。

事件が起きたのは、2024年10月。
現場は江別市内の公園。

きっかけは、当時20歳の大学生・長谷知哉さんと当時交際していた八木原亜麻被告(21)が別れ話を切り出されたことを友人の川村葉音被告に相談したことだった。

川口被告は、八木原被告の友人である川村被告からトラブルを聞き、面識のない長谷さんを呼び出す。

そして、当時17歳の少年らを加えた男女6人で集団暴行したうえ、現金やカードを奪ったのだ。

事件当時18歳だった川口被告。
率先して暴行を加えた主犯格とされ、強盗致死などの罪に問われている。

13日の初公判では、起訴内容を認め謝罪した。

川口被告:
間違っていることはありません。本当にひどいことをしました。申し訳ありません。

弁護側も事実関係は争わないとしている。

2日目の14日の裁判に証人として出廷した川村被告は、暴行が始まった際の状況について次のように述べた。

検察:
公園の階段を下りた後はどうなりましたか。

川村被告:
川口さんが暴行を始めました。左足でおなかを蹴る暴行をしていました。

その後、川口被告が長谷さんに「説明しろ」と問い詰めながら顔を殴り始めたと証言する。

検察:
拳を握っていましたか。それとも平手打ち。

川村被告:
グーで右、左と殴ってました。

この証言を聞いた川口被告は顔をしかめ、不服そうに首を左右に振っていた。

川村被告は自らも長谷さんの胸などを踏んだなどと証言するとともに、川口被告らによる暴行の詳細を明かした。

川村被告:
被害者があおむけに倒れているとき、川口さんとAさんが挟み撃ちにするように顔の近くに立って、交互に蹴る場面がありました。

さらに、川村被告は「私の記憶で話しますが、『申し訳ありませんでした』と土下座した被害者の頭を6~7回、川口さんが踏む場面がありました」とも証言した。

「許す気ない」八木原被告の言葉で暴行継続か

また、暴行が収まり、長谷さんが謝罪する流れになったものの、八木原被告のひと言で暴行が続いたとしたのだ。

川村被告:
「許す気がない。もっとやって」と八木原が言ったことで第3の暴行につながりました。

こうした八木原被告と川口被告のやりとりについて、弁護人が改めて質問する。

弁護人:
川口君が八木原被告に、暴行やめていいか確認した場面を詳しく教えてください。

川村被告:
私の記憶だと最初の暴行が終わったくらいに川口被告が「もういいべ」といって八木原さんが「まだ、もっとやって」と言っていました。
3回目の暴行の途中に、始まって10分くらいで川口被告が私のところにきて「まだやるの」って言ってきて、八木原に聞くと「まだ、もっとやって、許す気ないから」と言っていました。

弁護人:
八木原被告が「やめていい」と言っていたら、川口君はやめていたと思うか。

川村被告:
やめていたと思います。

その一方 検察側からの質問では、全員合わせて100回以上の暴行に及んだと証言。
さらに長谷さんのカードで引き出した現金のうち、川口被告が9万円を手にしたことについては…。

川村被告:
「俺、きょう一番頑張ったから」と言っていました。

15日も被告人質問が予定されている、この裁判。
判決は8月7日に言い渡される予定だ。

(「イット!」7月14日放送より)

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