メジャーリーグ・ドジャースの山本由伸投手が9日、都内で開かれたベネズエラ大地震の「復興支援の集い」にサプライズ応援メッセージを寄せた。
このイベントは元々、ベネズエラの独立215周年を記念する会だったが、先月24日にベネズエラを襲った大地震を受け、犠牲者への追悼と復興を支援する「復興を願う会」として開催された。
会には今年のWBC=ワールドベースボールクラシックで優勝したベネズエラ代表のアンドレス・マチャド投手(オリックス所属)やヤクルトのホセ・オスナ外野手も出席し、祖国の一刻も早い復興を祈った。
サプライズとして流されたビデオメッセージでは、日本代表としてWBCの準々決勝でベネズエラと戦った山本由伸投手が登場。
「ベネズエラで発生した地震のニュースに、とても心を痛めています。ドジャースにはベネズエラ出身のチームメートがたくさんいますし、今年のWBCでベネズエラと対戦したこともあり、僕にとって、とても親しみのある特別な国です」とベネズエラへの思いを述べ、「被害に遭われた皆さま、そして今も不安な日々を過ごされている皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。ベネズエラの皆さまに、1日でも早く平穏な日々が戻ることを心より応援しています」とエールを送った。
応援メッセージを受け、ベネズエラ出身のマチャド投手は「山本選手からのメッセージは本当にサプライズ。私の祖国ベネズエラに対する温かいメッセージに感謝します」と感想を述べた。
また、今年11月には本国でWBCの優勝パレードが予定されているものの、地震の被害を受け、実施されるかどうか決まっておらず、「不安だ」との心境を吐露する一方で、「多くの日本国民からの支援を心強く思っている」と、感謝の言葉を語った。
会ではベネズエラのセイコウ・イシカワ駐日大使が「日本ほど(地震被害からの)復興プロセスの難しさを知る国はない。日本国民には末永くベネズエラに思いを寄せてほしい」と期待を述べ、「地震は大地を揺るがすことはあっても、ベネズエラ国民の自由への信念、主権への誇り、そして未来を築く力を揺るがすことは出来ません。希望と連帯を力にして前に進みます」と復興への決意を表明した。
会場には募金箱が設置され、約300人の出席者が次々と支援を寄せた。
会の終わりには、マチャド投手やオスナ選手をはじめ、各国大使夫人などがベネズエラの美しい景色を表現した曲「ベネズエラ」を歌い、祖国に思いを馳せた。

