七尾市の和倉温泉にある創業120年の老舗旅館、奥田屋が9日、営業を再開しました。能登半島地震で建物を解体し、建て替えた宿が再開するのは和倉温泉では初めてとなります。

来年で創業120年を迎える和倉温泉の老舗旅館・奥田屋。あわせて4棟ある「一棟貸し」の宿にスタイルを変え9日、再始動しました。

奥田さん(先月):
「これがうちの一番の宝。すべて源泉かけ流しで和倉温泉のお湯を楽しんでいただける。プライベート感のあるヴィラ型の露天風呂付き客室」

実はこの奥田屋、能登半島地震が起きる前年、2023年に大規模な改装を終えたばかりでした。

奥田さん(2024年):
「これがお風呂になりますこのへんはかなり割れてまして。ここからだっていう時にこういう状況になって辛いです。1分間の地震で全部吹っ飛んでしまって本当に悔しいしやるせないし本当言葉にならない」

建て替えを余儀なくされ廃業を考えたこともあったといいますが、それでも前を向きようやく、今日の日を迎えました。

奥田さん:
「大事に守ってきたこの宿泊業と温泉をこれからもしっかり続けていきたいという思いで再建しましたんで、こういう形で新しい日を迎えることができたことを感謝です」

営業再開にあわせて仲間も増えました。かつて加賀屋グループで働いていたスタッフです。

泉洋子さん:
「新しい気持ちになっていますお風呂とゆっくりお休みいただける宿ということなのでお風呂をゆっくり楽しんでいただきたいなと思っています」

再開初日は満室。

「おめでとうございます」
「ありがとうございますこの度は」
「楽しみにしていました」

新しくなった奥田屋を満喫していました。

宿泊者:
「感動しました」
「近代的になっていてコンパクトで余計ゆっくり家に帰ってきたみたいでよかったお互いに和倉と一本杉がつながっていくような交流ができればいいな」

建物を解体し、再建した宿としては和倉温泉で第一号となる奥田屋。地震後に19軒となった宿のうち営業中の宿はこれで10軒になりました。

奥田屋では食事の提供は行わず、地元の飲食店を利用してもらう「泊食分離」で温泉街の復興を目指します。

奥田さん:
「和倉温泉全旅館そろってのスタートが本当のスタートだと思っていますのでそれまで街全体として地域全体として一丸となって復興に向かって進んでいきたい」

石川テレビ
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