なぜなら、海中で子供がパニックになったり、親が落水に気づけない場合でも固形式なら操作不要で「必ず浮く」「すぐに浮く」ため安全性が高いからです。 「固形式」のデメリットは、家での保管中にかさばるところ!しかし、安全性には代えられません。

わが家は「固形式」を使用
わが家は「固形式」を使用

「膨張式(自動や手動で膨らませる)」は、「固形式(そのまま浮く仕様)」と比べて、着用しても暑くない、動きやすいところがメリット。デメリットは、完全に膨張するまでには一瞬の間があることです。

誰がどのような場所で、ライフジャケットを使うかにもよりますが、色々な海での事故を見てきたわが家では、利便性よりも安全性を考えて、「固形式(そのまま浮く仕様)」を選んでいます。

また、サイズの合ったライフジャケットを選ぶことも大切です。選ぶ際のポイントは、身長ではなく体型に合わせて選ぶこと。「ゆるゆるでない」「着ていて苦しくない」ものを選びましょう。

正しくライフジャケットを着用するコツ

海での安全を守るために欠かせないライフジャケット。でも、ただ着るだけでは十分ではありません。海中で不意に脱げたり、絡まったりしないように「正しく着る」ことが命を守る大きなポイントになります。そこで、ライフジャケットを着るときに必ずチェックしてほしい4つのことをまとめました。

(1)股ベルトを必ず装着する(2)前ファスナーを閉める (3)サイドのベルトを締める (4)しっかり着られているか確認
(1)股ベルトを必ず装着する(2)前ファスナーを閉める (3)サイドのベルトを締める (4)しっかり着られているか確認

(1)股ベルトを必ず装着する
(2)前ファスナーを閉める
(3)サイドのベルトを締める
(4)しっかり着られているか確認

ライフジャケットを初めて着る子供は「苦しい」「動きにくい」と感じてしまうことがあるため、もし余裕があれば、海に行く前におうちで着用の練習をしておくのもおすすめです。

また、ベルトの余った部分が長い場合は、踏んだり何かに引っかからないように短く結んでおきましょう。

「子供から目を離さない」が一番大切

家族みんなが心おきなく海を楽しむためには、安全対策が欠かせません。しかし、どれだけ装備をそろえても「親が子供から目を離さない」に勝る安全対策はないのです。

一番大切なのは、「子供から目を離さないこと」です!
一番大切なのは、「子供から目を離さないこと」です!

ここだけの話ですが、夫婦で海上保安官(私は「元」ですが)だと、「海に行っても安心だね!」と、よく人から言われるのですが、海では神経が張りつめてしまうので正直なところ陸上で遊ぶよりは10倍疲れます…。

海は楽しい場所ですが、開けた場所・開放的な気分によって予想外のことが起こりやすい場所でもあります。だからこそ、子供1人につき大人が常にそばにいるくらいの気持ちで、しっかり見守ることが、海レジャーの一番の安全対策になるのです。

川崎みさ(かわさき・みさ)
1985年生まれ、広島県在住。元海上保安官で2児のママ。船舶料理士、整理収納アドバイザー1級、防災士、ひろしま防災Jプログラムトレーナー。

川崎みさ
川崎みさ

1985年生まれで広島県在住。元海上保安官で2児のママ。船舶料理士、整理収納アドバイザー1級、防災士、ひろしま防災Jプログラムトレーナー。大型巡視船で働いていた経験を活かし、限られた環境と予算でも暮らしを楽しむ工夫を発信中。「お金はないけど知恵はある」海保マインドと「海保式やりくり」で、暮らしの「ちょっと困った」を解決するライフハックを発信する。
産後1カ月のときに西日本豪雨で被災した経験から、「親としての覚悟と準備の足りなさ」を自覚し、災害への備えを考えるようになる。海上保安庁を退職後に「災害について多くの人に考えてもらえるキッカケになれば」と、防災についての発信や、防災教室を開催している。テレビ、新聞、雑誌、NHKラジオなどメディア出演多数。趣味は古着屋めぐりとマンガを読むこと。