台風が熱帯の空気を運んでくる
そして日本が暑くなる理由は熱波だけでなくもう一つ。それが台風です。

天達武史気象予報士:
台風、これが一番の原因です。熱帯の空気の塊ですから。これが南海上に次々と発生している状況なんですね。特に台風9号が影響が出てきそうで、まだ来週の水曜(8日)でも(日本列島の)はるか南。
だけど来週末沖縄にかなり接近する可能性が高くなってきているので、どうもこの台風の北側は猛暑になりやすいんですよね。
どういうことなのか、イラストで表しました。

天達武史気象予報士:
夏を演出するのが「太平洋高気圧」という夏の高気圧なんですね。これが(日本列島を)覆ってくると猛暑になるんですけれども、

今は台風がまだ日本列島の南の海上にあり、夏の高気圧が張り出しきってないのですが…、

もう少し近づいてくると、台風と高気圧って相乗効果で、台風が強まると上昇気流がものすごく強まるんですね。その隣りは強い下降気流ができる。
高気圧は下降気流の塊ですから、これ(高気圧)もまた強まって元気になって、一時的には梅雨明けしたかのような天気になってきます。
MC設楽統:
ぐーっと上(北)にきちゃう?
天達武史気象予報士:
そうですね、押し上げてくると。ということで、どうも台風が発達すると高気圧を強める。これがどうも来週(7月5日~)働きそうです。これで猛暑になります。
千秋:
でも梅雨明けではない?

天達武史気象予報士:
これが続けば梅雨明けなんですけど、まだこのあたり(北日本あたり)に前線があるんですよね。

これが戻ってくる可能性もあるので、梅雨明けの発表はおそらくまだないんじゃないかなと見ています。
カンニング竹山:
台風が日本に来るか真っすぐ行くかは分からない?
天達武史気象予報士:
今のところ可能性が高いのは大回りして日本海にやってくる可能性がある。まだこの辺はちょっと予報が難しいんですけど、直撃した場合はかなりの影響が出る可能性があります。
ゲリラ豪雨約11万回!?夏の高気圧の影響とは
さらに高気圧が暑さをもたらすだけでなく、この影響でゲリラ雷雨が11万回発生のおそれがあるというのです。
どういうことでしょうか。
天達武史気象予報士:
ウェザーニュースの計算なんですが、一夏でいろんなところで起きるので、それを合計すると約11万回だそうです。日本だけで。

夏の高気圧は“晴れのドーム”だと思ってください。これがどーんと覆っている時は雲が入ってこられないんですよ。ただこれが今年どうも弱まるタイミングがある。

これが生き物みたいな感じで1週間ぐらいずつ弱まったり強まったり非常に不安定。弱まったときにはスペースができます。雨雲がどんどん入ってくるので、これが局地的に何百箇所と出てくる。
高気圧の勢力が強ければ猛暑になって、弱ければゲリラ雷雨が起こるということになります。
天達武史気象予報士:
今年はメリハリはあるんですけど、厄介な夏になりそうですね。
そして気になる今週末(4・5日)の天気ですが…。
天達武史気象予報士:
週末にかけては梅雨前線が生き物のように毎日動きそうです。

3日夜は九州北部で再び雨が強まってきそうです。

4日になりますと(梅雨前線が)東海までのびてくる。静岡あたりまで雨の範囲が広がってきます。

5日は(梅雨前線が)縦にのびてくる。特に梅雨前線は南側が雨が強いんですよね。なので5日は西日本が激しい雨になりそうです。

関東では、4日は梅雨空で雲が多い天気なんですけれども、最近朝雨が降ってることが多いんですが4日はやんでると思います。割と過ごしやすい。

お昼は少し雨域が出てくるんですが、弱いにわか雨が中心になりますので降らないところの方が多いと思います。

そして夜は山沿いで降るんですが、平地はなんとかもつというところが多くなります。梅雨空ですがまずまずのお出掛け日和かなと。5 日が雨に変わってきそうなので、お出掛けするなら4日がおすすめです。
(「ノンストップ!」7月3日放送より)

