東京・高田馬場でライブ配信中の女性が刺殺された事件の初公判で、44歳の男は起訴内容を認めて謝罪した。被害者との金銭トラブルが背景にあり、裁判は刑の重さが争点となる。判決は7月15日に言い渡される。
ライブ配信中の女性を路上で刺殺
東京・高田馬場の路上で2025年3月、ライブ配信中の女性をナイフで襲い、殺害した罪などに問われている男…無職の高野健一被告(44)。

きょう(7月1日)に行われた初公判で起訴内容を認め謝罪した。
事件は2025年3月、東京・高田馬場の路上で起きた。
被害に遭ったのは、当時22歳の佐藤愛里さん。
「最上あい」と名乗り、動画配信者として活動していた。

佐藤さんは事件当日、午前8時半ごろから「山手線徒歩1周」という企画をライブ配信し始めた。
しかし、配信開始から約1時間20分後、配信中の動画には、通行人の緊迫した声が記録されていた。

通行人:
おい!何やってんだよ!
佐藤さんは待ち伏せていた高野被告に襲われた。
当時、現場を目撃した人々は、その凄惨な状況を次のように語っている。

目撃した人:
女の人が「助けて助けて」って言いながらバタバタして暴れていて。しばらくしたら何も言わなくなって…。
別の目撃者は、高野被告がナイフを振り下ろす様子を証言した。
目撃した人:
ナイフがこういう感じでやって、どんどんどんどんやってる。
佐藤さんを襲ったとして高野被告は現行犯逮捕された。
初公判で起訴内容認め謝罪した高野健一被告
きょう東京地裁で行われた初公判に出廷した高野被告は起訴内容を認め、謝罪した。

高野健一被告:
間違いありません。申し訳ありませんでした。
高野被告は2021年に配信動画を見たことがきっかけで佐藤さんに好意を抱き、いわゆる「投げ銭」として約163万円分のアイテムを購入。
さらに、佐藤さんが勤める山形県の飲食店に4回ほど通っていた。
佐藤さんから「お金を貸してほしい」と頼まれ、2カ月間で254万円以上を貸していた。
高野被告は消費者金融で借りるなどして資金を工面していたという。
しかし、2023年に返済を求めて民事訴訟を起こすとともに、ネットでナイフを購入。その後、佐藤さんと連絡が取れなくなった高野被告は2025年、さらにナイフを1本購入した。
事件の約1カ月前、高野被告は知人に次のようなメッセージを送っていた。

高野健一被告:
お金を返してもらうことはほぼ諦めている。復讐だけしたい方向になっている。
事件前日、佐藤さんの生配信企画を知った高野被告は、ナイフ2本を持って上京。

待ち伏せして事件を起こした。
佐藤さんには刺し傷など55カ所の傷があったという。

判決は7月15日に言い渡される予定で、弁護側は起訴内容を争わず、刑の重さが主な争点となっている。
(「イット!」7月1日放送より)

