「結局のところ自転車って歩道と車道、どっちを走るべきなんですか?」

富山県警 公式インスタグラムより
富山県警 公式インスタグラムより
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カメラマンからの素朴な問いかけに対し、警察官がテンポよく答える。そんな軽妙なやり取りを収めた1分間のショート動画が、大きな反響を呼んでいる。富山県警が公式SNS(Instagram、X、YouTube)で発信しているこの動画シリーズは、累計再生回数が770万回を突破。これまで「お堅い」イメージが先行しがちだった警察の広報活動に、いま新しい風が吹き込んでいる。

なぜ警察の動画がここまで「バズった」のか

自転車の交通ルールや特殊詐欺の防犯対策など、警察が発信する情報は、私たちの生活の安心や安全を守るために重要なものだ。しかし、真面目すぎるがゆえに、どうしても「遠い存在」に感じられてしまうことも少なくない。

富山県警の動画が支持を集めた最大の理由は、その「伝え方」の転換にある。本物の警察官とカメラマンによる掛け合いは、まるで人気インフルエンサーのショート動画を見ているよう。専門用語を並べ立てるのではなく、視聴者が抱く疑問をそのまま質問としてぶつけ、わかりやすく回答する。この「ポップさ」が、これまで警察の情報に触れる機会が少なかった層にも届いたのではないだろうか。

民間とのタッグ 次なる展開は

この大きな反響を受け、富山県警は新たな一歩を踏み出した。動画制作を担当した高岡市のクリエイティブ企業「NOREACH」に感謝状を贈り、新たに「県警SNSサポーター」として委嘱したのだ。

NOREACHの西原光貴社長は、「警察のイメージをいかに柔らかくし、難しい情報をポップに伝えるか」という役割を担うと語る。委嘱式直後には、すでに特殊詐欺に関する新たなショート動画の撮影が行われた。

「ちょっとお巡りさん。最近ニュースで特殊詐欺ってよく聞くんですよ。特殊詐欺の『特殊』って一体なんですか?」

「SNSとかいわゆる非対面、会わずにお金をだまし取るというのが特殊詐欺」

今回のタッグは、警察の行政機関としての「正確さ」と、民間企業が持つ「拡散のノウハウ」を掛け合わせた、非常に戦略的な試みと言え、今後どのように展開されるか注目したい。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
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