小型スーパー市場の競争が今、熱を帯びている。急拡大を続ける「まいばすけっと」、最新技術を導入した「TRIAL GO」、生鮮食品を強化した「Lミニマート」など、勢いを見せる小型スーパーの強みと使い分けを取材した。

「まいばすけっと」は3日に1店舗ペースで急増

ローソンの新業態「Lミニマート」や九州発の「TRIAL GO」など、小型スーパーが増える中、勢いを見せているのが「まいばすけっと」だ。現在、3日に1店舗のペースで増えている。

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急拡大する理由の一つが価格の安さだ。キャベツミックスは96円、焼きそばは41円、水2リットルは74円と、イオングループならではのお得な価格帯となっている。(※価格は番組調べ)

また、他のスーパーにはない豊富な品揃えも魅力だ。

毎日通うという20代男性:
(鶏むねの)ひき肉の冷凍はあまりスーパーで取り扱いがないので、数日で分けて使えて、パウチになっていて割と使いやすい。

60代女性:
一通り揃っている感じなので、日常的に買い物をするには不自由がない。

街中を見渡すと、その密集度がよくわかる。地下鉄の駅前や交差点の向こう側など、わずかな距離に複数の店舗が存在する。横浜市の5キロ圏内だけでも36店舗、コンビニのように密集している。

低価格を実現するためセルフレジを導入する一方で、高齢の利用者の多い店舗では、有人レジで商品を袋に詰めるなど丁寧な対応も支持されている。

80代女性:
ここは、店員さんが優しい。

また、地域密着型の店舗として、近所の人々が交流する場にもなっている。

60代女性:
近所の方ももちろんですし、ママ友たちともここで会います。商店街流してここに帰ってくる。

「まいばすけっと」は6月26日時点で、関東の1都3県で1350店舗を展開しており、2030年度までに2500店舗を目指している。

急拡大を支えるのが、「シェアフルシフト」という仕組みだ。所属する店舗だけでなく、全店舗のシフトに入ることができる。働く側は自分の都合に合わせて柔軟に働くことができ、店側も人手不足を補うことができるため、シフト管理が自動化され人件費の削減にもつながっている。

AIカメラで自動値下げ 顔認証決済で手ぶら買い物

一方、新たなライバルも台頭している。九州発の「TRIAL GO」は、都内に5店舗を展開し、24時間営業を行っている。

最大の強みは、“職人品質”の惣菜。例えば、人気のロースかつ重は343円で販売されている。

さらに、「TRIAL GO」では最新技術を導入。店内の天井に設置されたAIカメラが弁当の売れ行きを分析し、売れ残りそうな商品を自動で値下げする。割引情報は電子棚札や大型モニターに表示され、値札はそのままでもレジで値下げ価格が適用される。

レジでの決済も最新式だ。事前に本人確認とアプリやカードの登録を済ませておけば、顔認証だけで支払いが完了する。2回目以降は財布もスマートフォンも不要で、酒類を購入する際の年齢確認も顔認証で行われるため、非常にスムーズだ。

「TRIAL GO」は、今後3年間で100店舗展開を目指すという。

生鮮の豊富な品揃え

また、ローソンの新業態「Lミニマート」は都内に3店舗目をオープンした。

「Lミニマート」では、市場から直接野菜や果物を仕入れることで、新鮮さと低価格を実現している。

「Lミニマート」のもう一つの特徴は、コンビニで一般的な公共料金の収納代行や宅配便の受け付けを行っていないことだ。対面業務の負担を減らし、物販に集中することで、低価格での商品提供を可能にしている。
(「イット!」6月30日放送より)