天皇皇后両陛下は26日午後、オランダとベルギーへの公式訪問を終え帰国されました。
帰国に際し、両陛下は感想を寄せられました。

全文は以下の通り。

天皇皇后両陛下の御感想(オランダ、ベルギー御訪問を終えて)
令和8年6月26日(金)

この度、オランダ国政府、ベルギー国政府からそれぞれ国賓として御招待を頂き、二人で両国を訪問できたことをうれしく思います。
オランダのウィレム・アレキサンダー国王陛下御夫妻、ベルギーのフィリップ国王陛下御夫妻には、歓迎式典や晩餐会などを心をこめて御準備くださいました。
両国の王室の施設に宿泊させていただいて、くつろいだ雰囲気の中で旧交を温めることができ、滞在中の各地への訪問にも御一緒頂くなど、数々の素晴らしいおもてなしを頂いたことに厚く御礼を申し上げます。
また、行く先々でオランダ、ベルギー両国の方々に温かく迎えて頂いたことは、うれしく、有り難いことでした。オランダ国政府、ベルギー国政府、そしてそれぞれの国民の皆さんの御厚意に対し、心から感謝いたします。

オランダには13年ぶり、ベルギーには27年ぶりの訪問となりましたが、両国の王室の方々を始めとする多くのみなさまから頂いた温かいおもてなしや、それぞれの国をかつて訪れた時に見聞きしたことなどを懐かしく思い出しました。
そして、両国の王室の若い世代の方々とも久しぶりにお会いし、それぞれ立派に成長されたお姿をたいへんうれしく思うとともに、次の世代への橋渡しができたのではないかと思っております。
今回訪れたオランダのデルタレスやベルギーのimec(アイメック)では、日本との協力関係を深めながら科学的知見を高め、その最先端の成果を社会に還元している様子を実感できました。オランダのプリンセス・マキシマ小児がんセンターでは、高度な医療の研究と子どもたちや家族に寄り添った医療がなされていることに感銘を受けました。

日本とオランダ、ベルギーそれぞれの交流に様々な形で携わってきた幅広い年代の方々に直接お会いしてお話しする中で、日本とオランダ、ベルギー両国との間で世代を超えて継続してきた交流、そして培われてきた友好親善の歩みについての理解を深めることができました。
日本研究の学科が設置されているオランダのライデン大学やベルギーのルーヴェン・カトリック大学では、日本の大学との連携や学生間の交流も進められており、日本についての研究をしているオランダやベルギーの学生さん達から、それぞれの関心事項などを直接お聴きしました。日本とオランダ、ベルギー両国の若者が、お互いの国の社会や文化などに一層の関心を寄せ、両国の相互理解と友好親善の更なる増進に大きな役割を果たしてくれることを期待いたします。

日本とオランダ、ベルギーとの長い友好関係の歴史の中には苦難の時期もありました。
先の大戦でつらく、悲しい思いをされた方々に思いを致しながら、オランダでは戦没者記念碑に供花いたしました。過去の歴史から謙虚に学び、悲惨な体験や苦労を後の世代に伝えていくとともに、平和への努力を続けていくことの大切さについて思いを新たにいたしました。

今回のオランダ、ベルギー両国への訪問も、とても意義深く、そして思い出深いものとなりました。準備を重ねて頂いた日本とオランダ、ベルギー双方の多くの関係者の皆さんの尽力に深く感謝いたします。
両国の国民の相互理解が更に深まり、日本とオランダ、ベルギーの友好親善と協力関係がより一層進展することを心から願っています。

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プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

記者として社会部10年、経済部2年、ソウル支局4年半の経験を持つ編集長を筆頭に、社会部デスク、社会部記者、経済部記者、モスクワ支局長、国際取材部記者、報道番組ディレクター・プロデューサー、バラエティー制作者、元日経新聞記者、元Yahoo!ニュース編集者、元スポーツ紙記者など様々な専門性を持つデスク11人が所属。事件や事故、政治に経済、芸能やスポーツまで、あらゆるニュースを取り扱うプロ集団です。