梅雨入りすると雨による災害の発生が懸念されるが、62年前の6月16日に発生したのが新潟地震だ。津波などで大きな被害を受けた新潟市の小学校では避難訓練が行われ、当時の教師などが新潟地震を経験していない児童たちに地震の恐ろしさや備えの大切さを伝えた。
新潟地震62年 被災小学校で避難訓練
1964年6月16日に発生した新潟地震。26人が死亡し、津波や液状化などが新潟県内を襲った。
被害が大きかった新潟市東区の桃山小学校でこの日行われていたのは避難訓練だ。
桃山小学校では毎年新潟地震の発生時刻に合わせて避難訓練を行っていて、全校児童や地域住民など約490人が参加した。
石油タンクが爆発炎上…当時の教師が地震の恐ろしさ語る
体育館に避難した後は、新潟地震発生時、桃山小学校の教師だった鍋谷總子さんなどが講演。
鍋谷さんは「後ろの方で『どかーん』という大きい音がして振り返りました。隣の東北火力電力、その隣の昭和石油のタンクが爆発して、真っ黒い煙が空に立ち上っていました」と、地震直後に発生した大規模な石油コンビナート火災から逃れるため、教職員が1388人の全校児童を連れて避難した時のことについて振り返った。
保護者に引き渡すまで3日間、児童を守り続けたと、経験談を児童たちに伝えた鍋谷さん。
児童からは「色々な方々のお話からもっと地震は怖いということを教わり、とても良い経験になった」「石油タンクが破裂した時が怖いと思った」「災害が起きても、みんな一緒に避難できるように心の準備もしたい」などの声が聞かれ、地震の恐ろしさや備えの大切さを実感したようだ。

講演を終えた鍋谷さんは「落ち着いて行動して、自分の命を守ろうねということを訴えていきたい」と語った。
新潟地震から62年…その教訓を後世につなぐ活動が続いている。
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