秋田県北秋田市に移住してマタギ文化を伝える男性がクラウドファンディングを立ち上げ、県に対する寄付を募っています。返礼品は地域とクマに関するものに限っていて、県外の人にクマ出没の深刻さと地域の魅力を知ってもらうのが狙いです。

秋田県信用組合の協力を得てクラウドファンディングを企画したのは、北秋田市阿仁の大穂耕一郎さん(72)です。

大穂さんは東京都出身で、2011年に北秋田市に移住しました。マタギ発祥の地とされる阿仁地区で、クマをモチーフにしたグッズの企画・販売や、マタギ文化を伝える体験ツアーなどを手がけています。

そんな大穂さんが、なぜクラウドファンディングを始めたのでしょうか?

くまのたいら企画・大穂耕一郎さん:
「県外の人にもっと秋田県のクマの実情を知ってほしい」

クラウドファンディングは、県に寄付することでクマ対策費用に充ててもらうためです。

返礼品は大穂さんが手がけるクマになりきることができるTシャツやパーカーに、クマの爪を使ったアクセサリーやクマよけの鈴など。このほか市の特産品など、地域とクマに関するものに限っていて、県外の人にクマのことや地域の魅力を知ってもらうのが狙いです。

一方で、クマが身近な存在である大穂さんだからこそ、被害の深刻さを感じています。

大穂耕一郎さん:
「クマは離れて見ているとかわいくて、僕も好き。かわいいけれどもやっぱり怖いし、実際に人間も襲われているし、クマの被害をなくすことが最大のテーマ」

5月1日に受け付けを始め、6月16日までに県内外の140人以上から165万円の支援が寄せられています。

寄付に添えられているのは応援のコメントです。

大穂耕一郎さん:
「『頑張ってください、応援してます』や『秋田出身なので皆さんぜひ頑張ってください』などの応援コメントを書いてくれる人もいる」

クラウドファンディングの目標は500万円で、6月26日まで受け付けられます。

秋田テレビ
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