富山大学は宇宙素粒子に関する研究を推進するため、東京大学宇宙線研究所と覚書を締結しました。
調印式には富山大学の齋藤滋学長と東京大学宇宙線研究所の荻生彰一所長が出席し、覚書にサインしました。
東京大学宇宙線研究所は岐阜県飛騨市神岡町にある「スーパーカミオカンデ」で宇宙素粒子のひとつニュートリノの観測を進め、これまでにニュートリノに質量があることを世界で初めて発見するなど、2人のノーベル賞受賞につながりました。
覚書では、富山大学を研究拠点として装置の組み立てを行うなど施設を利用することや富山大学院生が研究に初めて参画することなどを盛り込んでいます。
宇宙素粒子の研究では再来年から装置の規模を10倍、観測感度を2倍にしたハイパーカミオカンデ計画の観測開始を目指していて、素粒子ニュートリノ観測の精度が上がりより宇宙が誕生した謎の解明につながることが期待されています。
*東京大学宇宙線研究所荻生彰一所長
「物質と反物質のアンバランスを解くカギがニュートリノの反応に現れるのではないかと期待」
*富山大学 齋藤滋学長
「世界最先端の研究に学生が携わるのはあまりないと思う。そういう機会を得たのは富山大学にとっても光栄だ」