富山の発展や地域の活性化に貢献した個人や団体に贈られる富山テレビACTクラブ賞。シリーズでその受賞者を紹介しています。
今回の受賞者は不登校や貧困など様々な理由で居場所を必要としている人を受け入れ、支援してきた宮田隼さんです。
高岡市のコミュニティハウス「ひとのま」を運営する宮田隼さんです。
一軒家を借りて不登校の子どもや生活困窮者、行く当てのない出所者などを15年前から受け入れています。
年間1000人あまりの人が利用するなか、特に多いのが不登校の子どもたちです。
*コミュニティハウスひとのま代表 宮田隼さん
「生活に困窮しているとか、夫婦仲。しかもそれが仲が悪いというのも、結構とんでもないレベルで。だから学校どころじゃなくて、みたいな不登校の子が随分ここ最近特に目立つようになったなった。でもこういうところって学校もなかなか介入しにくいというか。そういうケースは『ひとのまさん、ちょっと間に入ってくれないか』って依頼がすごく多い。学校からも行政からも」
「ひとのま」は寄付やクラウドファウンディングなどで資金を集め、運営を続けてきました。
困っている人の話を聞き、ときには食料や仮の住まいを提供するなど生活の立て直しを支援。学校や行政、福祉関係者などからも頼られる存在です。
県内でも相談窓口などの制度が整いつつある一方、宮田さんには大切にしていることがあります。
*コミュニティハウスひとのま代表 宮田隼さん
「大事なのはそこでどういう風に子どもの声を聞くか。どうやって仲良くなるかという一点。仲良くならないと本心は出さないでしょう。大人もそうじゃんと思っている。きれいごとではなく好き勝手言っている中にこそ、一番の困りごと、真実に近いものが出てくると思う。そこをやる覚悟があるのか」
宮田さんは大人と子ども、ではなく人と人として顔の見える関係を築く大切さを訴えます。