北海道・旭川市の橋から女子高校生を落下させ殺害した罪などに問われている内田梨瑚被告が、4日の公判で「殺意を持っていたのは共犯の女」という趣旨の証言をした。
20秒ほど言葉に詰まり泣き出す
3日に引き続き行われた4日の被告人質問で、弁護側から逮捕後2年あまりの過ごし方について問われた内田被告は…。

内田梨瑚被告:
取り調べが終わって令和6年7月4日に拘置所に移って1人の時間を過ごしていくうちに、被害者を亡くしてしまった責任と…。

ここまで話すと20秒ほど言葉に詰まり泣き出したあと、死亡したAさんに対する思いを話し始めた。

内田梨瑚被告:
(被害者の)Aさんをなくした責任と向き合えるようになって、それからはAさんへの思いが深まり、反省と謝罪の日々を送ってきました。
さらに「遺族に伝えたいことは?」と促されると、次のように謝罪した。

内田梨瑚被告:
私の身勝手で非常識な言動によってAさんを傷つけ、苦しませ、これからの人生を奪ってしまい本当に申し訳ございません。これからも自分の罪と向き合って、まずは自分にできる償いを見つけ受刑生活を真面目に努めます。

そして傍聴席にいる遺族に向かって、26秒ほど頭を下げたのだ。

この後、検察側が「なぜ泣いたのか」と何度か問いかけたが、内田被告は1分以上沈黙し、回答しなかった。
「直接的に橋から落下させてはいない」
また、内田被告が繰り返し口にした「身勝手な行動」という言葉の意味について質問すると…。

内田梨瑚被告:
直接的に橋から落下させてはいませんが、私の言動によって追い詰められて亡くなったのは間違いないと思います。

検察側:
Aさんを亡くならせた責任は受け止めていますか?
内田梨瑚被告:
はい。

検察側:
自分のしたことが殺人罪に当たるとは思いませんか?

内田梨瑚被告:
判決が出ていないので 私には分かりません。

検察側からの「罪と向き合っていると本当に言えるのか?」「罪を認めてから判決を受けた方がいいのでは?」などの問いかけに、内田被告は「はい」と答えた。
共犯の女が「殺意を持っていた」と主張
涙を見せた一方で、4日午後には遺族の代理人が出廷し、すでに刑が確定している共犯の女に関する質問が始まると…。

内田梨瑚被告:
(共犯の女が)橋の上でAさんに殺意を持っていた。でも私は殺意を持っていなかった。「一緒にいて同じ行動をしていて同じ場面を見ていたのに私と考えが違うはずがない」と(共犯の女は)思っていたんだと思います。
自身の舎弟と呼ばれていた共犯の女が「殺意を持っていた」としたのだ。

遺族代理人は内田被告の主張に対し疑問を呈した。
遺族代理人:
(公判で)責任はすべて私にあると言っていたが、Aさんを殺していない、死なせていないという主張はどういうことなのか?

内田梨瑚被告:
Aさんに対する殺意はまったくありません。橋の上で落下させてもいません。ですが、Aさんを死なせてしまった、その結果は、私がAさんと合流して、Aさんを苦しめた結果だと、そのように思っています。

遺族代理人は、泣いた理由について検察側から問われた際に沈黙した理由についても質問した。

遺族代理人:
検察からの質問に ずっとふてくされた態度をとっていましたが、それで感情をコントロールできていると思いますか?

内田梨瑚被告:
ふてくされた態度だったと思ったのであれば、自分もまだまだコントロールができていないと思います。

内田被告は自分の殺意を改めて否定した。

裁判は8日に結審し、判決は6月22日に言い渡される予定。
(「イット!」6月4日放送より)
