兵庫県たつの市の川で見つかった遺体は、親子2人が殺害された事件で公開手配されていた大山賢二容疑者(42)だと判明しました。
司法解剖の結果では、「死因不詳」、死亡推定時期は「5月20日ごろ」ということもわかりました。
元埼玉県警捜査一課の佐々木成三氏は、今後、「溺死」の所見が見つかれば「自殺の可能性が高い」と指摘。
また「自殺は最大の証拠隠滅」と述べ、遺族にとってなぜ命が奪われてしまったのか、動機解明の重要さを指摘するとともに、今後の捜査について「警察は動機解明をあきらめているわけではないと思う」と解説しました。
■佐々木氏「溺死となった場合は、自殺の可能性が高くなる」
まず佐々木氏は今後、大山容疑者がどこから水に入ったのか、死因についての捜査が進むのではないかという見方を示しました。
【元埼玉県警捜査一課 佐々木氏】「大山容疑者の5月20日以降の足取りが取れなかったということで、このときにはもう亡くなっていた可能性が高いと。
目立った外傷がないということで、警察は自殺なのか判断できませんが、今度はどこから入水したのかといった点も捜査しなければいけないと思います。
特に今回、雨で増水している中でかなり流されている可能性も高いということ。
死因不詳というのも、この期間かなり気温が高かったので、遺体の損傷が激しいということで、現段階では、不詳ということなんですが、後にこの溺死の所見があるかどうか。
溺死となった場合は、自殺の可能性が高くなるということだと思いますね」
■佐々木氏「動機の解明難しくなったが…」
そして、遺族にとっても重要な動機の解明について「難しくはなったと思うが、警察はあきらめていないと思う」と指摘しました。
【元埼玉県警捜査一課 佐々木氏】「警察が逮捕状を出してるという中では、容疑者が今回の殺害行為に関わった何かしらの直接的な証拠を持っていると思いますね。
容疑者の過去の自宅から血痕の出ている証拠品が出ている。こういったものから、要は殺害をしたという証拠は出てると思います。
刑事の中で、自殺というのは『最大の証拠隠滅』だと言われてます。やはりこの容疑者の口から言わないとわからないのが動機なんです。もちろん警察においてもこの動機という解明は必要なんですが、僕はやっぱり遺族ですね。
遺族が何でこの母親ときょうだいが亡くなるようなことになったのか。こういったことがわからないというのは…
容疑者の所持品だったり、生活環境から、この動機の解明となるようなものが出てくるのかどうか。
動機の解明が難しくなったのは事実ですが、警察は諦めているわけではないと思いますので、捜査は続くということですね」
(関西テレビ「newsランナー」2026年6月4日放送)