兵庫県たつの市の川で見つかった遺体は、親子2人が殺害された事件で公開手配されていた大山賢二容疑者(42)だと判明しました。

多くの謎が残る中、 急展開を迎えた今回の事件。

大山容疑者は、どのような人物だったのか。幼なじみたちを取材すると、「殺人事件の容疑者」とは結び付かない人物像が語られました。

そして小学校の卒業文集に残されていたのは、発明家という将来の夢でした。


■事件現場から15キロ離れた場所で遺体が見つかる

きのう=4日、兵庫県たつの市の川で発見された遺体。

【近隣住民】「サイレン騒がしかったから見に来たらそういう事情だったあおむけでね腕がかたいっぽまがって草にひっかかって浮かんでおられました」

遺体は公開手配されていた大山賢二容疑者(42)で、事件があった現場から、およそ15キロ離れた場所で、見つかりました。

■大山容疑者の実家から血の付いたペットボトルが見つかる

先月、兵庫県たつの市の住宅で田中澄惠さん(74)と次女の千尋さん(52)が殺害され、警察は千尋さんを殺害した容疑で、かつて隣に住んでいた大山賢二容疑者(42)を公開手配しました。

捜査関係者によると、大山容疑者の実家からは、血の付いたペットボトルが見つかり、警察が調べたところ、澄惠さんの血液だと確認されたこということです。

また、袖に血痕のようなものがついたパーカーも見つかりました。

■複数の防犯カメラに映るも足取り確認されず

事件が発覚する前に警察が職務質問した際、所持金はわずかだったという大山容疑者。

事件の後も、現場周辺の複数の防犯カメラには大山容疑者とみられる人物が映っていて比較的近くに潜伏しているとみられていました。

しかし警察は、延べ600人以上で大山容疑者を捜索しましたが、具体的な足取りを確認することはできませんでした。

■見つかった遺体 胃の中はほぼ空の状態

そして、きのう=3日、事件は急展開を迎えます。

【記者リポート】「男性の遺体が発見された現場の前にきています。あの川の茂みあたりに浮かんでいたということです」

たつの市の揖保川で成人男性の遺体が発見され司法解剖の結果、遺体は大山容疑者だと判明したのです。

最後に目撃された先月20日ごろに死亡したとみられ遺体は腐敗が進んでいて、死因は分かっていません。

また、目立った外傷はなく、胃の中はほぼ空の状態で、警察は自殺の可能性も視野に捜査しています。

■「無口で静かな感じの子。全然もめごともない」

大山容疑者はいったいどんな人物だったのか。幼なじみなどを取材すると、「殺人事件の容疑者」とは結び付かない人物像でした。

【幼なじみ】「ちょっと信じられない。怒ったら何するかわからないとかもないし、怒るような子じゃない。おっとりしていて」

【小学校の同級生】「無口で静かな感じの子。全然もめごともない」

【息子が同級生の女性】「小さくてかわいい、おとなしい子。学校はお休みの時が多かった。生きて見つかって欲しかった。もう少し詳しい、いきさつを知りたかった」

■将来の夢は発明家「いろいろなものを作ったらみんなが喜ぶから」

子供のころはおとなしい少年だったという大山容疑者。

小学校の卒業文集には、将来の夢は発明家と書いていました。

「いろいろなものを作ったらみんなが喜ぶから、どんどん作りたいです。がんばるぞ」

■捜査幹部「裁判にかけることもできない」

大山容疑者に何があったのか。事件の背景は謎のままです。

【捜査本部幹部】「容疑者の死亡によって、動機の解明等は困難になったことは事実です。裁判にかけることもできないし、非常に残念としかいいようがない」

警察は今後、容疑者死亡のまま、殺人容疑で書類送検する方針です。

(関西テレビ「newsランナー」2026年6月3日放送)

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