津山市中心部の山下にある「川端寛(ゆたか)酒店」が6月1日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任。岡山地方裁判所津山支部に破産申請の準備に入ったことが、民間の信用調査会社の調べでわかりました。

帝国データバンク岡山支店の発表によりますと、川端寛酒店は1927年創業の酒類小売・卸業者です。ワインを主力にビール、日本酒、焼酎など多様な酒類を取り扱い、本店での店頭販売や、インターネット通販のほか、地元飲食店やホテル向けの卸売りを展開していました。

特にワインは約3300種類、約1万5000本の品ぞろえを強みに、全国からの注文に対応していたということです。また、地元固定客との取引関係も強く、生ビールの即日配送などサービスを充実させて受注基盤を構築していました。


しかし、近年は酒類需要の減少や、低アルコール化の進行に加え、ドラッグストアやネット通販業者との競合激化もあり、売り上げが伸び悩んでいたということです。

さらに、人員減少による営業力の低下で、販路拡大にも苦戦し、薄利運営が続いていました。金融機関からの借入金の返済が負担となるなか、取引先への支払遅延が一部で発生し、仕入れ先からの商品調達が困難となり、資金繰りもひっ迫していたということです。

負債額は現在調査中です。

岡山放送
岡山放送

岡山・香川の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。