名古屋は6月1日、週末から3日連続となる真夏日となりました。暑い夏を前に、かき氷やエアコンにも「ナフサ不足」の影が迫っています。
■ナフサ不足が影響…「かき氷」の値上げ検討
東海3県の1日の最高気温は、三重県伊賀市上野で32.1度、名古屋が30.6度など、各地で真夏日となりました。
昭和から続く氷問屋・澤田商店には、午前中からかき氷を求めて訪れる客が訪れました。

客ら:
「すごくふわふわです。口の中ですぐ溶けますね」
「暑くなってきて、ここのかき氷がおいしいというので。食べないとやっていられない」
「走った後に『かき氷を食べに行きたいね』と話していて。今日は暑いし」
これからの季節に欠かせないかき氷にも、中東情勢の影響が出ているといいます。
テイクアウト商品のかき氷用のスプーンやだんごを入れる容器など、プラスチック製品の仕入れ値が1〜2割ほど値上げされ、入手できる個数に制限が設けられているといいます。

さらに、氷を削る作業などで欠かせない合成ゴムの手袋は、入手が困難になっています。
澤田商店の澤田知子代表:
「これからがトップシーズンになってきて、使う量も圧倒的に増えてくるので、ピーク時に手に入らなかったらどうしようという心配はあります」
中東情勢の影響に加え仕入れ価格の高騰もあり、この店では3日から、一部商品で30〜50円の値上げを検討中です。

澤田商店の澤田知子代表:
「できるだけ上げたくなくて延ばしていたんですけど、ちょっともう難しいなと。暑いなと思った時に、見た目も食べても気分がホッとするのがかき氷だと思うので、涼をとっていただけたらうれしいなと思います」
■かき入れ時なのに…エアコン工事で“部品不足”
真夏の訪れを前に影を落とすナフサ不足。その影響は、エアコンの設置工事にも及んでいます。
エアコンの設置工事を行うサイ電気には工事の予約が相次いでいて、既に1カ月先までスケジュールが詰まっていますが…。
サイ電気の佐井強社長:
「これは結露した水を流すためのドレンホースというんですけど、なかなか在庫がない。なかなか売っていない、やっぱりナフサ不足で」

室内機を設置する際に欠かせないホースや管に巻かれた断熱材は、ナフサから作られたものです。
原油高などを受けて、4月末から5月にかけて、こうしたエアコンの部品供給が滞り始め、今では多くの部品で新たな調達ができなくなっています。
サイ電気では、既に仕入れた在庫で3カ月先まで対応できるといいますが、不安は募るばかりです。
サイ電気の佐井強社長:
「いつまで部材が手に入らないか分からないんですけど、ずっと入らないと工事ができない。先が見えないといいますか、なんとも言えない不安はありますね」
