春季北海道高等学校野球大会は30日、モエレ沼公園野球場で準決勝2試合が行われました。第1試合は札幌日大とクラーク国際が対戦しました。
試合は序盤から点の取り合いとなる激戦となりました。3回まで2-3と1点を追うクラーク国際は4回表、2死二、三塁の場面で4番・新川悠真選手(3年)がセンターへ2点タイムリーを放ち、4-3と逆転に成功しました。しかしその裏、札幌日大の4番・前田和磨選手(3年)がレフト前タイムリーを放ち、同点に追いつきました。前田選手はこの時点で4打点を挙げ、札幌日大の全打点をたたき出す活躍を見せました。
5回以降は両チームともにチャンスを作るものの得点を奪えないまま、試合は9回表へ。クラーク国際は1死から5番・田中将大選手(2年)の二塁打とワイルドピッチで2死三塁のチャンスを作りました。ここで8番・穴田晃生選手(3年)がライト前に勝ち越しのタイムリーを放ち、続く9番・廣瀬優大選手(3年)もレフトへのタイムリーで6-4と勝ち越しました。
クラーク国際のエース・佐々木俊介投手(3年)は9回を一人で投げ抜き、164球の力投を見せました。最後の打者を三振に仕留めると、マウンド上で力強くガッツポーズを見せました。
試合後、佐々木啓司監督は、「佐々木はよく投げた。コースを丁寧にピッチングする形に切り替えた。そういう面ではうまく成長した」とエースの力投を称えました。勝ち越しタイムリーの穴田選手についても「もっと上の打順で活躍してもいい選手」と評しました。
第2試合は旭川志峯と士別翔雲が対戦しました。旭川志峯は3回裏、2番・大波蓮唯選手(3年)のタイムリーで1点を先制。続く4回裏には1死満塁から押し出しで1点を加え、さらに1番・村田敏泰選手(3年)の三塁強襲のタイムリーで2点を追加しました。さらに2死から3番・中村寧央選手(3年)がライトオーバーの三塁打を放ち、2者が生還。この回一挙5点を奪い、試合の主導権を握りました。
士別翔雲は5回表に1点を返し、7回表にも無死満塁のチャンスを作りましたが、旭川志峯はこのピンチを1失点で切り抜けます。そして8回裏に3点を加えて9-2の8回コールドで士別翔雲を破り、決勝に駒を進めました。
試合後、キャプテンの億貞壮汰選手(3年)は決勝について「自分たちのやるべきことをしっかりやって、守備からリズムを取って、守り勝ちたい」と話し、チームとして取り組んできた守備の意識を強くもって臨むと意気込みを述べました。
決勝は31日、モエレ沼公園野球場でクラーク国際と旭川志峯が対戦します。