皇居の警備や皇族の方々の護衛などを専門に担う、警察庁の附属機関「皇宮警察」。

創立140周年を記念する展示会が、東京都内の百貨店で行われています。

吹き抜けのホールに広がる、吹奏楽の調べ。

30日に行われた皇宮警察音楽隊の演奏会。
披露されたのは、上皇ご夫妻のご結婚を祝い、作られた「祝典行進曲」です。

白を基調とし、金色の装飾が施された、隊員たちの制服。
会場には多くの観客が詰めかけ、心満たされるひとときが広がりました。

皇宮警察の創立140周年の記念展では、演奏会のほかに皇宮警察の歴史を紹介する品々が展示されています。

明治時代の皇宮警察長の正服は襟元とボタンに金色の装飾が施され、帽子も金色の装飾があり、威厳を感じさせます。

さらには採用ポスターなど、貴重な資料も。

今回は、護衛のために実際に稼働しているサイドカーも特別に展示されています。

天皇陛下の即位を祝う祝賀御列の儀。

一糸乱れぬ隊列で、両陛下の車を護衛したのが、皇宮警察のサイドカーです。

黒塗りの車体には、右側と左側の2つの乗車タイプがある特別仕様です。

明治時代の1886年、当時の宮内省に「皇宮警察署」として発足した皇宮警察。

記念展では、宮内庁が所有する、明治から令和までの写真約70点を展示、その長い歴史をたどることができます。

こうした展示が、商業施設で一般公開されるのは初めてです。

皇宮警察・廣川聡大皇宮巡査部長:
普段、私たちの活動を知る機会があまりない。これをきっかけに皆さんが私たちの業務内容に興味を持っていただければ。

皇宮警察の礼服に興味があり、記念展に来たという2人組は「礼服の細かい刺しゅう等を見たくて来た」「布の質感やサイズ感とか、実物が見られてよかった」と話しました。

「皇室をお守りする」という伝統を、これからもつないでいく皇宮警察。
記念展および演奏会は31日まで開催されます。