【警察】
「感謝状、松本則正さま」
27日、県警本部長からの感謝状を贈呈されたのは、20年以上にわたりユニークな方法で交通安全を呼びかけてきた松本則正さんです。
「事故抑止への多大な貢献」と県警が評価したその取り組みとは・・。
【古賀 颯祐記者】
「かなり交通量の多い2号線の黄金橋ですが、ドライバーから目につきやすい場所、あちらにありました。きょうはサルが笑っています」
看板が掲示されているのは、広島市南区にある松本さん所有のビルの上。
国道2号線を行き交うドライバーたちに安全運転を呼びかけようと、松本さんはこの場所に表情豊かなサルの看板を21年間にわたり毎日掲示し続けてきました。
掲げるサルの表情は全部で3種類。
前日の県内死亡事故が0であれば、笑顔のサル。
死亡事故が発生した際は、泣き顔のサル。
そして、子供や高齢者が犠牲になった場合には怒るサルを掲示して注意喚起しています。
【松本 則正さん】
「これを見て、その瞬間でも注意しなきゃと思っていただければ、こんなちっぽけなことでそう思ってもらえたら、それは嬉しいことだとは思います」
看板を掲げ始めたのは2004年。
この年、交通事故で亡くなった人は190人近くに上っていましたが、20年間で死者数は3分の1以下にまで大きく減少。
「笑顔のサル」の日は年を追うごとに増えています。
【松本 則正さん】
「(死亡事故が)年々減っているっていうのはいいなと思いながら、しかしそれでも、本当は仮に月に(死者)1名だっていけないんですよ、本当はね」
死亡事故を1件でも減らすため、サルの看板はきょうもドライバーたちを見守っています。