ローマ教皇レオ14世は25日、自身初の「回勅(かいちょく)」と呼ばれる公的書簡を発表し、AI(人工知能)の軍事利用の危険性について警鐘を鳴らしました。
「回勅」は、ローマ教皇が全世界のカトリック教会に示す重要な公的書簡で、レオ14世としては2025年5月の就任以来、初の発表となります。
この中で教皇は、AIが戦争や紛争における人間の生死の決定を機械的に行ったり、武力行使を「即座に実行可能な選択肢」として提示するなど、軍事利用が進む危険性があるとして、国際的な規制を設ける必要性を訴えました。
回勅の発表会には、アメリカのAI企業アンソロピックの共同創業者、クリストファー・オラー氏も出席し、「AIは冷徹な計算ロボットではなく、私たち自身、そして私たちの言葉から作られている」とした上で、「市民や政府、学者などの外部からの監視も重要だ」と主張しました。