アメリカで開かれていたNPT=核拡散防止条約の再検討会議は最終文書を採択できないまま現地時間の22日に閉幕し、被爆地・長崎からは落胆の声が聞かれました。
核軍縮への道筋などを話し合うNPT再検討会議は、ニューヨークの国連本部で約1カ月間、行われました。
会議の成果ともいえる最終文書は合意に向けて4回にわたり草案が修正されましたが採択されず、会議は3回連続で決裂しました。
県平和運動センター被爆者連絡協議会 川副忠子 議長(82)
「残念なこと。(最終文書は)骨抜きの中身になってしまっていたのに、まとまらなかった」
会議にあわせて渡米した被爆者の川副忠子さんは、23日、帰国報告会でこのように話した一方で、核兵器廃絶に向け、決意を新たにしました。
県平和運動センター被爆者連絡協議会 川副忠子 議長
「被爆者の仕事は終わらないと思った。元気な間は言いたいことは言って、動けるところには動いて、活動を続けたい」
また、長崎市の鈴木市長は会議の結果について次のように述べました。
長崎市 鈴木史朗 市長
「被爆地・長崎としては大きな失望を感じている」
鈴木市長は「制限なき軍拡競争が繰り広げられ、核戦争に突き進みかねない」と強い危機感を示しました。