太平洋戦争中の1944年、名古屋の三菱重工の工場を標的にしたアメリカ軍による空襲の映像が、新たに公開された。大分県の市民団体がアメリカの公文書館から取り寄せたもので、「あの戦争はなんだったのか考えてほしい」と話している。

■米・国立公文書館から取り寄せた新たな映像

1944年10月に、フィリピン沖でアメリカ軍の空母の上から撮影された映像。画面奥から来るのは零戦だ。空母に突入して炎上し、アメリカ軍の兵士らが消火に追われている。

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これは、大分県の市民団体「豊の国宇佐市塾」がアメリカの国立公文書館から取り寄せたもので、新たに報道向けに公開された。

ほかにも、北海道や沖縄の空襲など戦時中の映像あわせて14点が公開されている。

■「“あの戦争はなんだったのか”と考えてほしい」

その中には、1944年12月13日、今のバンテリンドームナゴヤ近くの名古屋市東区であった、アメリカ軍のB−29爆撃機による三菱重工の工場を標的にした空襲の様子を撮影したものもある。

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豊の国宇佐市塾によると、画面を横切るのは庄内川、左下に見えるのは名古屋駅だ。工場を狙って投下された爆弾が、名古屋の街に次々と着弾していくのが見てとれる。

中区や東区では、2024年10月以降の1年半あまりの間に7カ所で不発弾が見つかり、地下鉄の運休対応がとられるなど、今もなお影を落とす約80年前の戦争。

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映像を公開した豊の国宇佐市塾の織田祐輔さんは、映像を通して、「視覚的に“あの戦争はなんだったのか”と考えてほしい」としている。

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