大規模な災害が発生した際、日常的に医療行為を必要とする「医療的ケア児」がすばやく避難できるようにする訓練が武雄市で行われました。
訓練は、人工呼吸器の装着など日常的に医療行為が必要な「医療的ケア児」が、災害時に車で避難できない場合の避難ルートや、避難に必要な時間などを確認するために行われました。
地震で道路が寸断したことを想定し、武雄市在住で酸素吸入などの医療措置を必要とする朝永海羽さんと母の幸枝さんのほか、武雄市役所の職員など約30人が参加。
朝永さんの家から避難所までの約1キロを歩いて避難しました。
【朝永幸枝さん】
「前がきちんと見えていない状態。誘導が助かる」
また、海羽さんが避難する時に必要な機器などは地域住民らが運ぶよう呼びかけられました。
【地区自主防災会員】
「1人を避難するだけでも多くの大人が必要と分かった。まだまだしないといけないことは多そうだなと感じている」
【武雄市福祉部こども家庭課子育て相談係・飯田明子係長】
「災害があったとき地域の人や近所の人が助けてもらえるような関係性を作ることも目的としていた。今後も広げていきたい」
県によりますと、県内の医療的ケア児の数は230人以上で、災害時だけでなく普段の生活から声かけなどを積極的に行ってほしいということです。