20日からお伝えしていますように自転車のいわゆる「青切符」制度導入から約1カ月半が経ちました。21日は青切符の対象の中で最も高額な反則金が定められている
ながらスマホの危険について考えます。
【熊本中央警察署交通第一課・光永 琴里巡査】
「お金を払いたくないからと交通ルールを守るのではなく、自分や大切な人の命を守るための交通ルールであるということをしっかり考えてほしい」
熊本市の九州学院高校で開かれた「自転車交通安全教室」。ながらスマホの危険を理解してもらおうと開かれたもので全校生徒約1000人が参加しました。
自転車の運転中にスマートフォンなどを手に持って通話したり画面を注視したりする
ながらスマホは道路交通法で禁止されていて、反則金は「青切符」の対象の中で最も高額な1万2000円です。
【前田美沙希記者】
「こちらは自転車のシミュレーター。前の画面に運転手目線の映像が出されています。車体は固定されていて自転車のながらスマホの疑似体験を高校生が行います」
スマートフォンのメモ機能に果物の種類など指定された文言を入力しながらシミュレーターで自転車を運転するよう指示された生徒たち。
実際にやってみると…。
【シミュレーションの様子】
「ちょっと車道に出すぎ」
普通自転車専用通行帯を走行中に大きく車道にはみ出してしまったりわき道から出てくる車に衝突したりしてしまいます。
また、別の生徒も…。
【シミュレーションの様子】
「車が停まっていますが…」
また 別の生徒はハザードランプを点けて道路わきに停まっている車にぶつかったり、前から来た歩行者と正面衝突したりしてしまいました。
それぞれ目的地までは約5分間の運転でしたが生徒たちは、ながらスマホが事故の危険といかに隣合わせなのか実感したようです。
【体験した生徒】
「集中しちゃうので周りのことが全く見えていなくて実際に事故が起きたら怖いなと思った」「ながらスマホは普段やっていないが、やってしまうと事故に遭ってしまいそうだと思ったので気を付けたい」
警察によりますと全国では自転車側が携帯電話などを使用していたことにより発生した死亡・重傷事故はおととしが28件、去年が22件で、グラフを見ると近年、増加傾向にあることが分かります。
【河田 一起 交通第一課長】
「自転車は車両なので交通事故を起こせば被害者にもなりうるし相手が歩行者であれば加害者にもなりうる。決められたルールは守って安全に事故を起こさないように
乗ってもらいたい」
自転車に乗ったまま通話をしたりSNSを見たりすると想像以上に画面に注視してしまい、事故のリスクが高まります。
自転車は免許がなくても乗れる便利な乗り物。
しかし 「少しだけなら」、「自分は大丈夫だろう」など安易な考えで誰かの命を奪ってしまう危険があることを知り徹底してルールを守ることが求められます。