まもなく収穫を迎える初夏の味覚・サクランボ。県の作柄調査の結果が21日に公表され、収穫量は3年ぶりに1万トンを上回る見込みであることがわかった。

サクランボの作柄調査は、主力品種の「佐藤錦」と「紅秀峰」を対象に、5月19日に村山・置賜の48の園地で行われた。

その結果、実の付き具合を示す「着果数」は1.5個で、2025年の1.3個を上回ったが、平年の1.7個をやや下回った。

4月上旬の霜の影響で、東根市や天童市・上山市の一部地域で雌しべが枯れて実がつかなくなる被害などがあり、園地による着果量の差が例年以上に大きいという。

予想収穫量は1万200トン~1万1100トンで、平成以降最も少ない収穫量となった2025年の123%~134%。
3年ぶりに1万トンを超え、不作から脱却する見込みとなった。

県は「ミツバチの導入や人工授粉の実施など結実対策に力を入れたことに加え、開花期に天候に恵まれたことも要因」としている。

ただ、過去10年の平均と比べると84%~90%にとどまっていて、生産者の高齢化でサクランボを収穫できる面積が減っていることも関係している。

県はこれまで過去10年間の平均と比較し作柄を「多い」「少ない」など5段階で示していたが、近年の気象状況の変化と面積の減少で比較が難しいとし、今年から取りやめた。
結実した実を少しでも多く出荷できるよう、これからは摘果や高温対策などが重要。

(県農林水産部・小泉篤次長)
「成長が早く進むようであれば早く収穫してもらうなど対応が必要となってくるので、必要な作業についてその都度、情報発信や指導を徹底する」

収穫のピークは平年より1週間ほど早い見込み。
佐藤錦 6月11日から
紅秀峰 6月17日から
デビュー4年目となるやまがた紅王 6月14日から

さくらんぼテレビ
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