21日午後から初会合を開いている自民党の新たなグループ「国力研究会」について、フジテレビ政治部・福田真子記者に聞いていきます。
ポイントは「異例の大規模『国力研究会』とは」「高市総理を後押し。今後の活動は?」の2つです。
――1つ目のポイント、高市総理の公約実現を後押していくというこの「国力研究会」は、「高市総理の支持グループ」という報道もあったが、実際はどうなのか?
フジテレビ政治部・福田真子記者:
高市総理を支持するグループというよりは、高市政権の政策を進めるグループという色合いが強いと思います。もともとは総裁選で高市総理の応援団を務めた議員が、党内基盤が弱いとされている高市総理のグループをつくりたいとして、準備を行っていたんです。しかし、自民党の執行部からは「誰々は外されたとなれば、逆に党内の亀裂を生む」といった反対論が根強く、結局、全ての自民党議員に呼びかけることとなりました。その結果、「取りあえず入っておこう」「先輩に誘われたから入る」という議員のほか、「総理を応援してしていない人みたいに思われたら困るから入る」など様々な議員が様々な理由で続々と入会を決めました。一方、石破前総理の側近で高市政権と距離を置く村上誠一郎前総務大臣は、「なんで大政翼賛会みたいな会をやる必要があるのか」と話し、入会をしていません。
――議員のグループといえば「派閥」を思い浮かべるが、「国力研究会」は派閥とどう違うのか?
フジテレビ政治部・福田真子記者:
当初は麻生副総裁が旗振り役をしているのではと党内がざわつきましたが、関係者によりますと、派閥ではなく「純粋な勉強会だ」ということです。かつての派閥は数十人、多くても100人でしたが、この会は320人という超異例規模に膨れ上がっていて、複数の自民党議員から「これじゃ自民党大会じゃないか」と戸惑う声もあがっています。
――2つ目のポイント。高市政権の政策を後押ししていくという「国力研究会」は今後どのような活動をしていくのか?
フジテレビ政治部・福田真子記者:
関係者によりますと、今後複数回にわたって開催し、皇室典範や米中関係などについて党の会合で扱う個別政策とは違った大局的な観点で議論を深めたいとしています。
――高市総裁の任期は2027年9月ということで、次の総裁選を見据えた足場づくりが進む可能性はあるのか?
フジテレビ政治部・福田真子記者:
党内では「高市一強」状態のため、党の重鎮議員などからは「内閣支持率を高い水準で維持できれば、高市総理が再選するだろう」といった声がすでにあがっています。一方で、この「国力研究会」は人数も多すぎる上に、「ポスト高市」である小泉さんの応援団や茂木さんの応援団など、それぞれ、「高市さんの次」をにらんでいる議員も大勢集まっていますから、足場になるかというと、320人が同じ方向を向いているわけではないというのが実情です。