地元側が「苦渋の決断」として受け入れた米軍のミサイル射撃訓練が5月20日、行われました。なし崩し的に続くことになった訓練を住民はどう感じているのでしょうか?
伊藤渚紗 記者:
再び発射されました。いま、パーンという物凄い衝撃音とともに落ちていきます。また発射されました!
国道を越え、目にも止まらぬ速さで飛んでいく米軍のミサイル。
破裂音が鳴り響き、地響きも起こります。
御殿場市や裾野市にまたがる陸上自衛隊・東富士演習場で行われたのがアメリカ海兵隊のロケット砲システム・ハイマースの射撃訓練です。
国内でも“異例”の訓練と言われる理由が…
伊藤渚紗 記者:
普段ですと交通量の多いここ国道469号線を通行止めにし、この上をミサイルが飛んでいくということです
裾野市の国道の上をミサイルが通過するため、国道を通行止めにするのです。
さらに、2025年10月「1回限り」と地元に説明して行われましたが…
小泉進次郎 防衛大臣(4月13日):
本日は私から皆さまの意見に対する防衛省の考えを説明させてもらいたい
国は安全保障環境が厳しさを増す中、今後も継続的に行いたいと地元側に要望。
地元側は「苦渋の決断」として受け入れました。
ただ、5月20日の現場では…
訓練に反対する人:
迷惑しているんですよ。ロケット弾の音はとても大きいわけ。104(他の訓練)よりも衝撃的なんですよ。あなた方はここにいて、それを感じなかったんですか?
反対派の人たちが防衛省の担当者に詰め寄ります。
裾野市の国道には訓練に反対する人たち70人が詰めかけ、訓練の中止などを訴えました。
こうした中、米軍による午前中の訓練は行われず。
ただ、午後1時からの訓練では…
記者も驚く破裂音とともにミサイルが発射。
その後も続々と発射されます。
伊藤渚紗 記者:
連続してミサイルが発射されていきます。物凄い破裂音とともに落ちていきます
20日は計12発のミサイルが発射されました。
この訓練、今後は年に数回行われる予定ですが、住民はどう思っているのでしょうか?
御殿場市民:
(国や米軍に)言いなりな感じが非常に私はします。最初の話が「1回限り」から始まっているので、話が違う
御殿場市民:
こちら側で戦争の用意をしていると諸外国からみられるのも怖い
御殿場市民:
もし誤射があったときにどうなってしまうのか。いま中東でドンドンやっているけど、この辺は演習場が、拠点があるから、もし有事になった時にミサイルが飛んできますよね。米軍の基地もあるし
国は周辺への影響を調査するとしていますが、今後も続く訓練に地元は複雑な思いを抱えています。