これから迎える梅雨。気圧が変化しやすく、体に不調があらわれる人も多くなる時期です。特に増えるのがいわゆる“ぎっくり腰”。その理由、そして予防法を専門家に聞いてきました。
医師:
腰が痛い?
患者:
うまく歩けないです。前にかがんでしまって
腰の痛みを訴える男性。
こちらの女性も。
医師:
痛みは左の腰からお尻、ふくらはぎ、どの辺が痛い?
医師:
裏ですよね。坐骨神経痛みたいなのだね
歩いているときや長時間座っていると、腰から足にかけて痛みが出るといいます。
浜松医科大学の松山幸弘 名誉教授は、こうした痛みがこれからの梅雨の時期に増えると指摘します。
気圧の変化が大きく、体の働きをコントロールする自律神経が乱れやすいからです。
浜松医科大学・松山幸弘 名誉教授:
気圧はすごく自律神経に影響を与える。(気圧が)ものすごく変わることで、自律神経は調整が上手くいかない。 “自律”ということだけあって、血管の太さ、心臓、腸の動き、全部自律神経。自律神経が調子悪くなると、全てが調子悪くなる。首や腰が痛い、そういうときになりやすい
特に増えるのが急性腰痛症、いわゆる“ぎっくり腰”です。
長時間座った後に急に立ち上がったり、重い荷物を持ち上げたりしたときに痛みが出て、ひどいときは動けなくなることも。
防ぐことはできるのでしょうか?
浜松医科大学・松山幸弘 名誉教授:
日頃の座る姿、歩く姿。ちょっとしたことで運動、筋肉をストレッチするなど、毎日考えてもらう。それが一番大事
予防に効果的なストレッチを教えてもらいました。
まずは股関節の前側の筋肉を伸ばすストレッチです。
しずおか整形外科病院 リハビリテーション部・花田高彬 チーフ:
膝を曲げて、手でかかとをお尻につけるようなイメージ。腰を反って対応するのはNG。腰を反らずに腿(もも)の前が伸びていることを意識
この体勢を10秒以上継続します。
続いてはお尻の筋肉を伸ばします。
しずおか整形外科病院 リハビリテーション部・花田高彬 チーフ:
伸ばしたい足を反対側の膝の上にのせて、良い姿勢になって前にお辞儀をする。お尻がしっかりと伸長されているのを確認してほしい
最後は腿から膝の裏を伸ばすストレッチ。
イスなどに座って足を延ばし、つま先をたてて体を前に倒します。
長時間同じ姿勢が続いたときにはこうしたストレッチを行うことで、ぎっくり腰の予防につながります。
それぞれ10秒ほど、1日5セットが目安だということです。
これからの時期、心配な腰のトラブル。
今のうちから日頃の習慣を見直すことが予防につながります。