16日夜、八代市のベトナム料理店で男性がけがをしているのが見つかり、別の男が刃物のようなものを持って現場から逃走していた事件で、警察は18日未明、カンボジア国籍の男を殺人未遂の疑いで逮捕しました。
容疑者の男と被害男性に面識はなく、別々の2つのグループの間で口論となり、事件に発展したとみて、警察が調べを進めています。
【星野 佐和 記者 リポート】
「警察官が駆け付けるとあちらで被害者の男性が頭から血を流して倒れていたということです」
16日午後10時すぎ、八代市古閑中町のベトナム料理店の敷地内で、頭などにけがを負った男性が倒れているのが見つかり、警察は現場から刃物のようなものを持って逃走していた男の行方を追っていました。
【近くに住む人】
「夜10時すぎに寝ようかと思ったら、救急車の音がした。刃物など、よそ事の事件かと思っていたら、近くにあるんだと思った」
警察は、男の身柄を八代市内で確保し、18日午前2時すぎに殺人未遂の疑いで逮捕しました。逮捕されたのは、カンボジア国籍の農業実習生、ポゥン・パァニット容疑者(24)です。
警察によりますと、ポゥン容疑者は中華包丁のようなもので男性(27)の頭や両腕を複数回切り付けるなどして殺害しようとした疑いが持たれています。
切り付けられた男性は、ポゥン容疑者と面識のないカンボジア国籍の建設関連の技能実習生で、頭の骨を折るなど全治3カ月の重傷です。
事件当時、店には20人以上いて、ポゥン容疑者のグループと切り付けられた男性のグループの間で口論となり、怒ったポゥン容疑者が店の外から持ってきた中華包丁のようなもので犯行に及んだものとみられています。
調べに対し、ポゥン容疑者は「切りつけて、けがをさせたことは間違いない。相手グループが私に椅子を投げてきたのでカッとなった」と供述しているということです。
この事件を受け、八代市教育委員会は17日、複数人での登下校などを保護者や学校関係者に呼びかけるメールを配信。
18日朝、現場近くの八千把(やちわ)小学校では、保護者と一緒に登校する児童の姿がありました。
【児童の保護者】
「ちょっと怖かった。子どもたちが無事に学校に行けるか心配でした。(逮捕されたと聞いて)ちょっと安心しました」
【井手 正観 カメラマン リポート】
「何かを探しているのでしょうか。現場近くの用水路で複数の警察官の姿が確認できます」
警察は事件当日から凶器を探していますが、まだ見つかっていないということで、捜索を続けるとともに調べを進めています。