もうすぐ雨季がやってきますが、去年8月の記録的大雨による内水氾濫の被害を受け、熊本市は新たな『浸水想定区域図』を作成しました。今回の想定区域図には新たに浸水の継続時間も示していて、市は「備えに生かしてほしい」と呼びかけています。
【尾谷いずみキャスター リポート】
「熊本市中央区段山(だにやま)の電車通りです。去年の記録的大雨の際、こちらの道路付近では多くの車が水没しました」
今回、策定された熊本市の新たな想定区域図でこの地域を見てみますと、濃い紫になっている所もあり、1メートル以上の浸水が想定されています。そして、浸水は12時間から24時間以上に及ぶことが示されています。
正式名称は『熊本市雨水出水浸水想定区域図』。5月11日から市のホームページで公開されています。
この『想定区域図』では大雨で水路や雨水管から水があふれる内水氾濫が発生した際、想定される浸水の範囲のほか、これまでになかったものとして、浸水の『継続時間』が新たに示されました。
この『想定区域図』を見ると、白川や坪井川など河川沿いや中央区の中心市街地など低い土地で特に浸水時間が長くなっています。
【11日/定例会見 大西 熊本市長】
「例えば線状降水帯発生の予測が出たときにパッと見ていただく。皆さんで備えていただかないとだいたいそういうエリアが浸水しているんですね、昨年度実績でも」
熊本市では「住んでいる地域や利用している道路が大雨でどのくらい浸水し、継続するのかを把握し、日頃の備えに生かしてほしい」と呼びかけています。
紙のマップですが、ホームページ画面からの図を拡大し、一部分かりやすく示しました。
今回の想定区域図は、1時間に153ミリの雨が降った場合で策定されていて、例えば段山地域を見ると、濃い青色で『24時間以上浸水する』と予想されています。
熊本市ホームページで『浸水』と検索すると、この図を見ることができます。一度お住まいの地域などを確認してみてください。
熊本市は今後、ハザードマップにも今回の『浸水想定区域図』を加え、更新する予定としています。