新潟県長岡市に本社を置く北越メタルは12日、2026年3月期(2025年4月1日〜2026年3月31日)の連結決算を発表しました。
2026年3月期決算を発表した北越メタル。
売上高は前期比17.9%減の235億9800万円となり、営業損益は3億900万円の損失(前期は6億6800万円の利益)に転じました。
経常損失は2億100万円、親会社株主に帰属する当期純損失は3億3900万円となりました。前期はそれぞれ7億9600万円の経常利益、5億7200万円の当期純利益を計上しており、大幅な業績悪化となりました。1株当たり当期純損失は88.01円です。
同社によると、建設業界における人手不足や働き方改革への対応による施工能力の制約から建設向け鋼材需要が大きく低迷したほか、主原料である鉄スクラップ価格が年度後半より高騰し続けたことで採算性が悪化したとしています。
総資産は前期末比8億4100万円減の258億4700万円。一方、自己資本比率は前期末の66.7%から69.3%へと2.6ポイント改善しました。営業活動によるキャッシュ・フローは16億6300万円の収入となっています。
2026年3月期の年間配当金は1株当たり4円(前期は45円)となりました。2027年3月期の配当については現時点で未定としています。定時株主総会は2026年6月23日に開催予定です。
また、同日の取締役会にて株式給付信託(BBTおよびJ-ESOP)に係る追加拠出に伴う自己株式の処分も決議されました。処分する株式は普通株式6万9600株、処分価額は1株につき1246円(取締役会決議日前営業日の東京証券取引所終値)、払込期日は2026年5月27日です。処分先は株式会社日本カストディ銀行(信託口)で、処分総額は約8672万円となります。このうち1万200株は取締役・執行役員向け(BBT制度)、5万9400株は従業員等向け(J-ESOP制度)です。
2027年3月期の連結業績予想は、売上高250億円(前期比5.9%増)を見込む一方、営業損失9億円、経常損失8億円、当期純損失8億円と損失が拡大する見通しです。同社は「引き続き鋼材需要の大幅な回復を期待することは難しい」としており、「中期経営計画2027」の達成に向けた取り組みを推進するとしています。