「部下をもったら一番最初に読む本」。去年の発売以来、ビジネス本のベストセラーとなっています。著者は富山市出身の人材教育コンサルタントの男性です。

本は管理職の多くが「無免許状態」と指摘します。その真意を聞きました。

去年発売された「部下をもったらいちばん最初に読む本」。

続編の「部下をもったら一番最初に読む伝え方の本」と合わせ、20万部を超えるヒットを記録しています。

*アチーブメント 橋本拓也取締営業本部長
「こんにちは」

本の著者、橋本拓也さんです。橋本さんは富山市出身。経営層や管理職向けの講演、人材育成のコンサルタントを手掛ける株式会社アチーブメントの取締役です。

多くの管理職、マネージャーが持つという悩みとは。

*アチーブメント 橋本拓也取締営業本部長
「メンバー、部下と信頼関係を築くことができない。これが一番多い。もう一つ挙げるとするとハラスメント。厳しく言ったらハラスメントになるんじゃないか、辞めるんじゃないか、嫌われるんじゃないか。だからといって、何て言っていいかわからない」

部下との信頼関係が築けず、ハラスメントを恐れて、指導に悩むマネージャー。

そこには見落としがちな「ある原因」があると言います。

*アチーブメント 橋本拓也さん(富山市出身)
「プレイヤーから成果を出した人がそのままマネージャーに上がって来ることが多い。いきなりマネジメントをスタートするので、どうやるかを学んでいない状態で部下を持ち始める。まさに車の運転免許で言うと無免許運転の状態」

マネジメントについて学ぶ機会も少なく、成果を求めようとするのが無免許運転。

この危険性を橋本さんは自ら味わっていました。

*アチーブメント 橋本拓也さん
「28歳で初めて部下、メンバーを3名ほど持ち始めたけど、半年以内に3人ともいなくなった。自分の何かが悪かったのかなと思い始めた。マネジメントに対する苦手意識と恐怖心が強くなり、どんどんものを言えなくなりました」

今から13年前、橋本さんのチームは離脱が相次ぎ、新年会を開いたら1年後の忘年会では顔ぶれが入れ替わる日々。

マネージャーとして目標を追い求める一方、ひずみが起きていました。

*かつての部下(現マネージャー)
「今となっては笑い話なんですけど、私、面と向かって言ったことありますけど、『橋本さん、私たちに興味ないですよね』当時多分興味があったのは、(チームの)目標達成とか、結果を作ること。メンバー一人一人が何を大事にしているなど、そこに興味関心があるようには見えなかった。当時の本当の橋本だったんですけど」

この経験から橋本さんはメンバーが大事にしているものを尊重し、全体の能力を高め、チームとして成果を上げる「リードマネジメント」の重要性を感じたといいます。

*アチーブメント 橋本拓也さん
「無免許運転でマネジメントをするとこういうことになってしまうんだと。私はリードマネジメントというのを学んで、どう関わったら信頼関係を築けるかとか、どう質問したらメンバーは主体性を持つようになるのか、コツがあった」

悩み抜いて、たどりついた一つの結論だったリードマネジメント。マネジメントは才能ではなく、技術であり、学べば対応策が見えてくる。

今では富山県内の企業も含め、多くの顧客を持ち、成功に導いています

*アチーブメント 橋本拓也さん
「企業名はお話ししないですけど、当時は『ノルマ、数字』というマネジメントをしていたと言ってましたが、離職が多く不満が会社の中で飛び交っていたのが、リードマネジメントを学んで社内で『マネジメント勉強会』を開いた。まさに部下の成長のために上司がいる、部下の考えを尊重する、関わりができるようになり、従業員満足度のアンケートが業界平均を大きく上回るような結果に変わった」

*アチーブメント 橋本拓也さん
「マネージャーの仕事は最終的には結果出すこと。これに尽きる。結果の出し方がメンバー、部下を育てることによって組織の結果を作るということが求められる」

働く人にとっても能力を発揮することで、会社の成果につながるのはやりがいを感じられますよね。

管理職も職場の人間関係に悩むんですね。

この職場の関係性を前向きなものにできたら、働いていて、本当に楽しい職場が見えてきそうです。

富山テレビ
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