出費がかさむ夏を見据え、価格据え置きで顧客の囲い込みを狙います。
電気代や水道代など、何かと出費がかさむ夏。
物価高のダブルパンチで家計への負担が心配される中、陳列棚には「価格凍結」の文字がありました。
11日、イオンは夏の期間、約3500品目の価格を据え置くと発表。
対象は、企業努力を価格に反映しやすいプライベートブランド「トップバリュ」の商品です。
カニカマはトレーを使わずシンプルな包装にし、価格を抑えたということです。
パスタは産地の見直しを行い、イタリアからトルコに変更したほか、ティッシュは箱をコンパクトにして輸送効率を高めるなど、味や品質を維持しながら価格を据え置いたとしています。
来店客からは、「気がついたらたくさん使う物が値上げするのは痛いので、それが抑えられればうれしい」「ありがたい。今何でも値上げして家計が苦しいので助かる」といった声が聞かれました。
イオントップバリュ・土谷美津子社長:
夏が一番お金がかかる時期。「気がつけば節約になった」「我慢せずに」を感じてもらえたら。
帝国データバンクによりますと、原油高などを背景に2026年1月から9月の累計で6290品目が値上げされる中、価格を抑えたプライベートブランドを武器に子育て世代やシニア世代などの囲い込みを目指すイオン。
こうした動きは、環境への配慮を見直すきっかけにもつながっています。
イオントップバリュ・土谷美津子社長:
プラスチックの価格転嫁はするが“削減する”。これを機に環境問題をもう一度見つめ直し、過剰包装になっていないか今一度見て変えていけたらと思う。
3月にはイトーヨーカ堂でも低価格帯のプライベートブランドの強化を発表するなど、夏は物価高を逆手に取った顧客の争奪戦が熱を帯びていきそうです。