備中地域を代表する商家で、倉敷市の大原美術館を創設した大原家が代々収集した中国絵画を紹介する展覧会が開かれています。
700年以上前の元の時代から近代の巨匠まで中国絵画の名品が並んでいます。倉敷市の大原美術館で開催されているこの展覧会。美術館を設立した大原孫三郎をはじめ大原家が代々収集した中国絵画のコレクション約30点を展示しています。
今の総社市出身で、室町時代に中国に渡った画僧・雪舟の「山水図」は国宝に指定されています。また、元の時代の「宮女図」は、室町幕府の足利将軍家ゆかりの名品で、こちらも国宝です。
さらに2020年から2年かけて修復された後、初めて公開される「五牛図巻」は科学調査の結果、当初考えられていた宋から元の時代の作品ではなく近代の作品と判明しました。
(大原芸術財団 吉川あゆみ特命上席研究員)
「大原家だけでなく日本がどういう風に中国美術を古くから受け入れ、時代の変遷の中でも変わらずあるいは状況を変えながら愛してきたかというところが概観できる展示となっている」
この展覧会は一部作品の展示替えを行いながら、6月7日まで開催されています。