ゴールデンウィークに留守宅を狙う空き巣被害が各地で相次ぎ、警戒が高まっている。
警視庁によると、4月・5月は年間でも被害が多く、事前の下見やマーキングに注意が必要だ。
専門家は、照明で在宅を装う、郵便物や置き配を管理するなどの対策を推奨する。
合言葉「走るカレー」をもとに、手軽な防犯対策の徹底が呼びかけられている。

謎のマークの意味は?相次ぐ窃盗被害

気になる疑問やニュースのナゼを解き明かす「どうなの?」1日は、出発前、手軽にできるゴールデンウィーク中の防犯対策について見ていく。

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安宅晃樹キャスター:
ゴールデンウィークでしばらく留守にする人も多いと思いますが、今、住宅を狙った窃盗被害が相次いでいます。埼玉・行田市では、住宅16件が被害にあったほか、また、さいたま市でも住宅に忍び込み現金を盗んだとして男が逮捕される事件などがありました。

山﨑夕貴キャスター:
怖いですよね。明日から連休で家を空けるという人もいるでしょうから、改めて気をつけたいですよね。

安宅晃樹キャスター:
実はこの時期、実際に空き巣が増えているというデータがあるんです。東京都内のデータですが、警視庁によりますと、2024年の空き巣の認知件数は4月は82件で1年間の中で最も多いといいます。そして、5月も55件ということで4月、5月が空き巣被害が多いと実際にデータでも出ているんです。

榎並大二郎キャスター:
気をつけないといけないのは、まさに今の時期ということですよね。

安宅晃樹キャスター:
どうすれば未然に防げるのかという点について、防犯アドバイザーの京師美佳さんにお話を伺いました。京師さんによりますと、空き巣というのは実際に侵入する前に犯人は必ず下見をするんだそうです。その下見をした際に残すサインに気づくことが大切だといいます。

これは、実際に給湯器のメーターに付けられていたマーキングなんですが、「WC16-20」と英数字が書かれていますが、山﨑さん、この文字の意味が分かりますか?

山﨑夕貴キャスター:
業者の方が書いた文字じゃないんですね。「WC」…トイレ?「16‐20」って何だろう?

安宅晃樹キャスター:
遠藤さんは?

遠藤玲子キャスター:
 私もトイレか、でも、「16‐20」って時間とかですか?

安宅晃樹キャスター:
正解は、「W」はウーマンの「W」、つまり女性。そして「C」はチャイルドの「C」ということで子どもがいることを意味しています。遠藤さんが言った通り、「 16-20」は、16時から20時の時間帯に留守にしていることが多いというマーキングになるんです。

マーキングは、今紹介したもの以外にもあるんだそうです。例えば、「M」が男性であるとか、あとは「口」が高齢者、「S」が一人暮らし、「○」が侵入しやすい、「×」が侵入予定など、いろんなマークがあるわけなんです。

榎並大二郎キャスター:
こんな「×」なんてつけられていたら、本当にゾッとしますよね。
なんか組織的にやってる感じがして怖いですね。

安宅晃樹キャスター:
これ英数字ならまだ「あれ?」と思うかもしれませんが、他にも、象形文字のような、サインもあるというんです。独身女性であるとか、お金持ちを表すマークなどがあり、これはなかなか気づけないですよね。

京師さんによりますと、こういった英数字の暗号や、象形文字のようなマークを見かけたら、まずは証拠写真を撮って警察に連絡。そして、すぐ消すことが重要だということです。

今できる“防犯対策”合い言葉「走るカレー」

 では、これからゴールデンウィークに家を空ける人も空き巣を寄せ付けないために、誰でも簡単にできる対策がないのかということを聞きました。

すぐできる対策としては、まずは「カーテンを閉めて夜間照明をつけること」です。
カーテンを閉めることによって家の中を確認させないようにする。そして、照明をつけることによって在宅を装うことが大切だといいます。夜間のみ点灯するシーリングライトなどもありますし、ない場合には100円均一などでも今は購入することができるそうなんです。

 その他、このゴールデンウィーク中に今すぐできることとしては「郵便物をチェックすること」、そして「置き配の停止」です。
やはり、郵便物がたくさん溜まっていたり、置き配がずっと玄関の前にあると、「お家にいないんだな」ということが分かりますので、このあたりはきちんと確認をするようにしてください。

また、今の時代にやってしまいがちですが、旅先での写真をSNSにリアルタイムで投稿するのは控えましょう。
「今、どこどこに旅行に来ています」とSNSに投稿すると、「今、家にはいませんよ」と伝えることになりますので、本当に友達だけが見られる設定にしていたとしても、やはり時間差で投稿することが安心だということです。

石渡花菜キャスター:
思わず楽しくて投稿したくなっちゃいますけど、やはりそこは我慢ということですかね。

安宅晃樹キャスター:
そうですね、山﨑さんはどうですか?SNSに上げがちですか?

山﨑夕貴キャスター:
うちの夫は、常にリアルタイムで上げているので注意しておきます。テンションが上がるとすぐ、誰かに伝えたくなる気持ちも分かるんですが、そこは一歩我慢ですね。

安宅晃樹キャスター:
そうですね。時間差投稿を心がけてください。ただ、ここまでたくさんご紹介してきましたが、覚えられるか心配だという方のために、セコムIS研究所上級研究員の濱田宏彰さんによると、魔法の防犯フレーズがあるそうで、それが「走るカレー(はしるかれえ)」と頭文字をとったものなんです。

まず、「は」は“配達物”をチェックして置き配を止めておくこと。そして「し」は“照明”をつけて在宅を装う。「る」は“留守番電話”ということですが、固定電話の場合、「ただ今留守にしております」と言ってしまうと、家にいませんよとなってしまうので、設定を変えて「ただいま、手が離せません」などに変えておくことも大切です。「か」の“鍵”については1つのドアに2つのロックをかける意識で補助錠などを使うことも大切です。また、「れ」の“連絡”は少し難しいかもしれませんが、近所に親しい人がいれば、その人にちょっと家を空ける旨を伝えて、何か異変があれば連絡をしてもらうといった関係性を築いておくこと。そして、最後の「え」の“SNS”は全て事後投稿にしてもらえればということなんです。

ちなみに、これらは今すぐできる話ということですが、長い目で見ると、「音・光・時間・目」という「空き巣が嫌がる“4原則”」というものがあるそうで、時間をかけさせることが非常に大切だということです。警察庁のデータによりますと、5分かかると約7割の侵入者が諦めて、10分以上かかると侵入者のほとんどが諦めるといったデータもあるということです。

榎並大二郎キャスター:
旅行前にチェックですね。

安宅晃樹キャスター:
ということで、1日の「どうなの?」は出発前に手軽にできるゴールデンウィーク中の防犯対策について専門家を取材したところ、家をしばらく空ける際には在宅していることを装うためのひと工夫をお願いします。そして、たくさんありましたが、合言葉は「走るカレー(はしるかれえ)」。これを覚えておいてください。

山﨑夕貴キャスター:
自分事として皆さん、「走るカレー」を覚えておく必要がありますね。

榎並大二郎キャスター:
あと、ご近所付き合いって改めて、大事なんだなって思いますね。

(「イット!」5月1日放送より)

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