最近はめっきり寒くなり、野菜たっぷりの鍋がおいしいこの時期。

そんな中で今、スーパーで売られていた大きすぎる野菜がTwitterに投稿され、注目を集めている。

それがこちら。

スーパー行ったら大きいキャベツ安かったから買ったけど他の食材買えないやんこれ

コメントとともにTwitterに投稿された画像に映るのは、スーパーなどで使うカートが一杯になるほど大きいキャベツ。念のためだが、カートが小さいわけではない。
 

カートを覆うほどの大きさ
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Twitterに投稿したのは、北海道・札幌在住の「KTA」(@KTA009)さん。

Twitterでは「こんなの初めて見た…」「北海道のキャベツですか?」などの声があり、話題となっている。我々が普段スーパーで見かけるのは、大きいキャベツと言っても片手で持てるくらいのサイズが一般的。しかしこの巨大なキャベツは、両手を使わないと持てなそうだ。

こんな大きなキャベツだが、北海道では珍しくないのか? そしてどんな料理に使うのだろうか? まずは投稿者の「KTA」さんにお話を伺った。

「札幌大球」という種類のキャベツ

ーー大きさはどれくらいで、いくらだったの?

直径50cmで高さが30cmです。キャベツ1個1000円でした。


ーー何というキャベツなの?

「札幌大球」という種類のキャベツです。


ーー札幌では当たり前?

札幌では当たり前だと思います。秋から冬にかけてスーパーで見かけます。

昨年購入した札幌大球

「札幌大球」はニシンの漬物に使用

ーー最初にこのキャベツを見たときどう思った?

初めて見たときはとても大きいのでびっくりしました。子供に初めて見せたときは「こんな重たいものがあるなんて!」と言いながら頑張って持とうとしていました。


ーーキャベツはどんな料理に使った

私自身は代理購入でしたが、実家の母がニシン漬けに使いました。


ーー他のキャベツとどう違うの?

漬物でしか食べたことが無いですが、実家の母が別のキャベツで漬けた時は味からして違いました。正直「札幌大球」じゃないキャベツの時は美味しくなかったです。


ーー使い切るまでどのくらいかかる?

冬の時期に使う漬物の1樽分なので使う時は一気に全部使いますね。1月に漬けて物置で霜が降りたような状態で、少しずつ取り分けて食べてご近所にも配って2月頃まではあります。

収穫直前の「札幌大球」

大きすぎるキャベツの正体は「札幌大球」という種類だった。そんな「札幌大球」を守り育てる有志の会「札幌大球応援隊」の担当者にもお話を伺った。

「札幌大球」の栽培はとても難しい

ーー話題の画像のように大きいのは珍しい?

「札幌大球」という品種の中では珍しくないです。


ーーなぜこんなに大きい?

冬が長い北海道なので貯蔵性があり、漬物に加工するのに適したキャベツを目標に選抜改良した結果、明治後期に北海道独自の札幌大球の原型が出来上がりました。

大量の「札幌大球」

ーー他のキャベツと味はどう違う?

他のキャベツと違って、葉が厚く甘みがあります。


ーー栽培は難しい?

アブラナ科で病害虫には特に気を配る必要があり、栽培はとても難しいです。

7月収穫前の様子

生産農家は高齢化により減少

ーー生産農家は減ったりしているの?

生産農家は減少しています。生産側が高齢化して巨大な「札幌大球」を育てて出荷することが難しくなっています。また、消費者も以前に比べて漬物を作らなくなったというのが激減の理由です。


ーーちなみに、どんな料理にあう?

にしん漬け、お好み焼、焼そばなどなどがおすすめです。


ーー話題になったことについては?

「札幌大球」が話題になって嬉しいです。生産していくことが、後世につなげていく重要なファクターだと思っています。

重さごとに仕分けされた「札幌大球」

札幌では一般的だという「札幌大球」だが、これだけ大きいキャベツに驚いた人も多いことだろう。「札幌大球」はただ大きいだけでなく、味も美味しいということなので一度食べてみたいものだ。

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