中国電力は4月30日、島根原発2号機で、燃料の出力レベルが保安規定で定める値を逸脱して運転していたことがわかったと発表しました。
原因は、約30年間にわたって取り付けられていた金具が規格外だったためとしています。

中国電力の発表によると、安全上許容される燃料の出力レベルが保安規定の値を下回っていたのは、2025年8月から2026年1月までの間の少なくとも2回です。
原因は、燃料を支えるための金具にある冷却水が通る穴の直径が設計上の仕様の半分しかない規格外だったため、燃料を冷却する能力が低くなっていたとしています。

規格外の金具は、1995年の定期検査でキズがついていた金具と交換したものです。
中電は、560体ある燃料のうちの1体で約30年間にわたって冷却能力が落ちていた可能性もあるとみて、さらに精査したうえで原子力規制庁に報告する方針です。
2号機は現在定期検査のため停止中で、2026年9月の運転再開までに正しい規格の金具に取り替えるということです。

中電によると、保安規定の値を下回った状態で万一、大きな事故が発生した場合には燃料の損傷などのリスクが生じるものの、現時点では安全性に問題はないとしています。

報告を受けた立地自治体の島根県と松江市、それに周辺自治体の鳥取県と米子・境港両市は30日午後、それぞれの安全協定に基づき現地での立ち入り調査に入りました。

TSKさんいん中央テレビ
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