漫画『北斗の拳』の人気キャラクター、ラオウ像が高森町にお目見えしました。

像は、国内外で活躍し「ONEPIECE(ワンピース)」の銅像も手がけた丸山 達平さんが制作しました。

【造形師 丸山 達平さん】
「これを見て子ども(生徒)たちが喜んでくれてマンガを描く力が強くなればと思います」

集まったカメラは、合計8台。

注目の中、高森町で除幕されたのは「北斗の拳」のキャラクター「ラオウ」の像です。

主人公・ケンシロウの兄であり、最大の強敵として描かれいまなおその人気は衰えることをしりません。

【造形師 丸山 達平さん】
「北斗の拳を小学校くらいから観てて、いまだに飽きないんですよね。」
(ラオウの魅力は?)
「愛情でしょ。自分が悪(の側)に立ってでも世界を変えて(平和にして)やろうという。」

ラオウ像を制作したのは造形師の丸山 達平さん。

熊本地震復興の象徴でもある「ONEPIECE」麦わらの一味の銅像も手がけました。

今回の騎馬像は高さ60センチ、幅70センチほどで実物の8分の1スケール。

ラオウの顔は粘土でほぼ原寸大の模型を作り、3Dプリンターで作品に落とし込むといったこだわりようです。

若手漫画家の育成に力を入れようと出版社コアミックスが設立した一般財団法人「未来マンガ研究所」に寄贈されました。

「地元が富山なんですけど、2年前の正月に地震が来て能登半島地震で会社も被害を受けて。」「能登半島に対してもなにかできることを僕らも徐々にやっていきたいなと思ってるんですけど。その見本になるのが熊本県だと思ってます。」

ラオウ像は今後、多くの人に見てもらえるよう、県内外のイベントなどでも活用したいということです。

このあと丸山さんはマンガ学科のある高森高校で特別講義を行いました。

【熊本コアミックス 持田 修一 社長】
「この絵を描いた人、手を挙げて」

【高森高校2年 菊池 咲也香さん】
「はい。」

生徒が描いたイラストをその場で立体化しようというユニークな試みです。

たった一枚の絵から情報を読み取り、用意した基本の骨格も大胆に変更していきます。

【造形師 丸山 達平さん】
「やり直そう。これ、折っちゃうわ。」「えぇ~!」

見つめる生徒たちからは多くの質問が飛びます。

【生徒】(作るときに一番難しいパーツは?)
「パーツじゃなくて、(目や鼻の)位置関係。パーツ自体はそんなに難しくない。」

【生徒】
(得意な部位はありますか?)
「頭蓋骨(笑)」

【県立高森高校2年 菊池 咲也香さん】
「もうちょいほっぺたがぷっくりしてる方がかわいい。」

【造形師 丸山 達平さん】
「よくできてると思うのはこれだけの(紙1枚の)中に情報量がすごく入ってる。」「よくあるのが、目から作るとか口から作るとかあるんだけど絶対作らない。全体イメージを(最初に)丸の形で作ってしまうのが大事なポイント。」

国内外で活躍するプロの造形師が若き才能の前でその技術を惜しみなく披露。

1時間足らずの間にイラストの立体化が完成に近づきます。

「呼んで、原作者に見てもらうでしょ。でも、(描いた)彼女の中に立体のイメージがあるからそうやって答えられるの。ちゃんと(紙に描く段階から)イメージしてるなって」

【県立高森高校2年 菊池咲也香さん】
「私が伝えてないことも伝わってる感じがして、プロってすごいなと思いました。」「鼻の大きさとか、あごの形が私の好きな感じなので、めっちゃうれしいです。」
「こういう(造形の)技術も色々習得して、もっと良いマンガを描けるようになりたいなと思いました。」

造形師が未来の漫画家たちにもたらした大きな刺激、高森町で新たな才能のうねりを感じた一日となりました。

ラオウの騎馬像ですが、熊本市中央区の熊本マンガアーツで5月1日から期間限定で特別展示される予定です。

テレビ熊本
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