4月29日から、ゴールデンウィークのお出かけにぴったり、九州・山口のおすすめの観光スポットをご紹介します。

4月29日は宮崎からです。
山間にある小さな村・西米良村で、行楽客に愛され続ける大自然の恵みを味わいます。
宮崎県の中央部、九州山地に抱かれた人口約970人の西米良村。
四季折々の自然が楽しめるこの村で、年間約1万7000人が訪れる人気の観光施設、「おがわ作小屋村」があります。

おがわ作小屋村は、地域の存続と活性化をめざし、2009年にオープンした観光施設で、小川地区の住民が中心となり運営しています。
このおがわ作小屋村で、オープン当初からずっと愛され続けているのが…四季御膳。16品の小皿が並ぶ「おがわ四季御膳」です。
作るのは、小川地区に住む20代から80代までの女性7人。
毎日交替で勤務し、その味を守り続けています。

4月29日、台所に立ったのは、オープン当初から働く村内出身の上米良みな子さんと、8年前に宮崎市から移住してきた猪野洋子さん。

(上米良みな子さん)
「そうです。西米良で採れたタケノコ」
(猪野洋子さん)
「4月29日は何を収穫してくるか分からんけど、誰かがワラビを採ってくればワラビをするし、いきなり持ってくるから、全然予定が組めないです」
「とれたてを提供したい」
「地元の生産者を応援したい」

16品の献立は全員で知恵を絞り考え、地元の旬の食材を提供しています。

(上米良さん、猪野さん)
「使えるものはすべて使います。山の食材は」

オープンの1年前から作り方を習い地域の味を引き継いだという「小川豆腐」は、ファンも多い人気の一品です。

(上米良みな子さん)
「豆腐は元々豆腐屋さんがいたんですよ、ここに(西米良村に)。その人が年配になって、体力的に無理になったから、『婦人会で勉強しませんか』と問い合わせがあって、やってみようかとなって」

そして、シカやイノシシの被害が多い西米良村、村の特産品になっているジビエもメニューに入ります。

(上米良みな子さん)
「ジビエ工場が西米良の中にあるんで。そこから仕入れてきます。けっこう知らないで食べてる人がいっぱいいるんですよ。『何の肉やった?』って、終わってから帰るときに言われる」

過疎化が進む小川地区の人口は、現在61人にまで減少、集落が存続していくためにも、この「四季御膳」は大きな意味を持っています。

(上米良みな子さん)
「とにかくここが無くならんように。それが一番ですね。その上に皆さんが喜んで食べていただいたら、もう言うことないです」

(宮崎市内から)
「おいしかったです。田舎料理、たまにはいいですよね、こんなのもね」

(上米良みな子さん)
「うれしいですね」
「これを守ることによって、人が出て行くということがないので、人口が減るのを止めるとか、そういう意味もあるなと、私は思っています」

四季御膳を守り続けることが、地域を守り続けること。
四季御膳には、小川地区の人たちの思いが詰まっています。

(おがわ作小屋村の皆さん)
「おがわ作小屋村に来てくりゃい〜」

料理の提供時間は、定休日の木曜日を除く、平日は午前10時半から午後2時まで、土日・祝日は午後3時まで。すでに満席の場合もあるので、事前の予約がおすすめ。

テレビ宮崎
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