旭山動物園を巡り、新たな動きです。
男性職員が妻の遺体を動物園の営業時間外に遺棄した可能性があることが分かりました。
29日朝、北海道・旭川市内で始まった警察による家宅捜索。
妻の遺体を旭山動物園の焼却炉に遺棄したと供述している男性の自宅です。
ここでの捜索は4日目を迎えましたが、依然として行方不明となっている妻の安否につながる痕跡は見つかっていません。
一方、新たに男性の供述として、遺体を遺棄した時間が動物園の営業時間外だったとみられることが分かりました。
行方不明となっているのは、旭山動物園に勤める30代の男性職員の妻です。
3月下旬から行方が分からなくなっている妻は、4月に入っても勤務先に姿を見せませんでした。
そのため、妻の関係者が23日に行方不明届を提出。
これを受け、警察は夫である男性職員から任意で事情聴取を行ったのです。
その際、男性職員が「動物園の焼却炉に妻の遺体を遺棄した」などと供述したため、警察は本格的に捜索を開始しました。
捜査関係者によりますと、妻は行方不明になる直前、知人に「夫から脅迫を受けている」といったメッセージを送っていたといいます。
また、男性職員は妻を「残らないように燃やし尽くしてやる」と脅していたとみられています。
夫婦と交流があるという近隣住民は、「犬の声、吠えている声は聞こえた。先月ごろまでだと思うが、急に聞こえなくなった」「『母さん(奥さん)どうしたの?』って聞いたら『東京に行った』って。今思えばご飯を持っていったときに犬も出てこないし、私の顔も見なかった」などと話し、夫婦の飼い犬も見なくなったといいます。
男性職員は任意の調べに、「妻の遺体を数時間かけて燃やした」などと殺害をほのめかす供述をしているといいます。
また29日、新たに分かったのが遺棄したとする時間です。
捜査関係者によりますと、男性職員は動物園の営業時間外に妻の遺体を遺棄した可能性があるということです。
その旭山動物園は、警察の捜査が続いていることを受け、29日に予定していた夏の営業再開を5月1日に延期しています。
この延期の決定について、ゴールデンウィークとなる中で周辺への影響を心配する声も聞かれました。
エネオス東旭川SS・山田晋所長:
旭川はどうしても動物園しかないので、(開園しなければ)売り上げはかなり落ちるかなと。
レストラン「エスペリオ」・矢野竜二郎社長:
毎年GWは動物園通りが渋滞する。今年は見られなくなるかも。
現在の状況を受け、JR旭川駅では動物園を盛り上げようと写真展を開き、マイナスイメージの払拭(ふっしょく)に努めています。
4月7日まで冬の営業が行われていた旭山動物園。
警察は、男性職員が妻の遺体をどのように遺棄したのか捜査を進めています。