今シーズン(2025年9月~2026年6月)のハタハタの漁獲量は、これまでで最も少なくなる見込みです。秋田県や漁業関係者は今後、「禁漁」を視野に議論することを決めました。ハタハタの禁漁が行われれば、1994年以来32年ぶりです。
今シーズンの県内のハタハタの漁獲量は、2月末時点で沿岸が118.2キロ、沖合が5798キロでした。沿岸は昨シーズンのわずか5%、沖合は39%にとどまっています。
県水産振興センター・松井崇人主任研究員:
「沿岸全地区と沖合で水揚げがほとんどない状況で、漁期管理が始まったのが禁漁明けで、その前は暦年のデータになるが、その中でも最低の漁獲量になる」
28日はハタハタ漁のあり方などを考える協議会が秋田市で開かれ、資源保護を求める声が多く上がりました。
県漁業協同組合・菅原一理事:
「そろそろ限界が来ていると感じる。思い切って、またハタハタは禁漁という方向のほうが今後のためになるのではないか」
県漁業協同組合・西方強沿岸部会座長:
「他県と足並みを揃えてやるならいいが、秋田県だけでやるのはどうかなと思う」
流通加工団体・金森俊和流通加工部会座長:
「近県との連携も大事だが、基本的には秋田がイニシアチブを取って方向性を立てないと周りはついてこない。秋田がハタハタの禁漁に取り組むことによって発信にもなる」
県漁業協同組合・山田潤一さん:
「ここまで落ちたこともないし、ここまで落ちてしまえば、資源の回復というよりは種の維持の観点から見ていったほうが良いのではないか」
県漁業協同組合・伊藤貴洋理事:
「ハタハタが取れないというのは、それだけ収入も減るし、その分何らかの支援をしてもらわないと漁師も生活ができない」
議論の結果、協議会はハタハタの禁漁を視野に、県内の漁協の3つの支所でヒアリングを進めることを決めました。ハタハタが“禁漁”となれば、1994年以来32年ぶりです。
県漁業協同組合・清野忠春組合長:
「最終的にハタハタはほとんどゼロに近い状態になっているので、できれば禁漁の方向に持っていきたいが、それなりにみんな生活を抱えているわけだから大変な状況。県がどうのこうのという問題でなく、漁業協同組合が先頭に立って、引っ張っていかなくてはいけないと思っている」
禁漁は、秋までに結論が出される見込みです。