ふるさとの自然を通じて命の大切さを学びます。宮崎県宮崎市の小学校で、児童たちが卵から育てたサンショウウオを近くの里山に放流しました。
この取り組みは、宮崎市の古城小学校で13年前から続いています。4年生と5年生は3月、学校近くの水辺で卵を採取しました。孵化した後はそれぞれ名前を付けて、大切に育ててきました。
(5年生)
「文農元ってつけました」
「食べ物に困らないで、元気で育ってという意味をこめて文農元にした」
28日は、児童たちが手塩にかけて育てた3センチほどのサンショウウオの幼生を放流しました。
「ばいばい」
「獣に食べられるんじゃないぞ」
名残惜しそうに何度も覗き込みながら放流をためらう児童も…。
(5年生)
「お別れしたくない」
「ご飯をいっぱい食べてくれたし、はしゃいで泳いでくれていた。きょうで最後のお別れだったから、いままでありがとうという気持ちが何回も心に残ります」
(4年生)
「(育てるのは)大変。水を替えるときにサンちゃん(=サンショウウオ)が落ちちゃわないようにする時とか」
「命があるから大変だった」
放流されたサンショウウオは、里山にあがり成体となった後、約1年後には水辺に下りてきて卵を産みつけるとうことです。
このサンショウウオは、これまで主に大分や宮崎に生息する絶滅危惧種の「オオイタサンショウウオ」と思われてきましたが、3年前に見つかった宮崎固有の新種「ミヤザキサンショウウオ」の可能性もあるということで、専門家が調査を進めているということです。