4月27日早朝の北海道を襲った強い揺れ。

 午前5時20分ごろ、十勝地方南部を震源とするマグニチュード6.2の地震があり、十勝の浦幌町で震度5強を観測しました。

 「縦に最初は揺れがきてそれから横揺れ」

 「揺れた瞬間大きいなと思ってあわてて外に出た。まず津波がないかがすごく気になりました」(いずれも浦幌町民)

 町内の介護施設では朝食の準備をしている最中でした。

 「最初から大きな揺れだったのでさらに大きくなるのかなと思ったが、揺れでまな板が倒れてしまって下に茶碗が落ちて割れてしまった」(介護施設 職員)

 「浦幌町の博物館では地震の影響でこちらのポールが倒れ、ガラスにヒビが入ったということです」(沼田海征記者)

 「これまで大きな地震があっても倒れたことがなかったので、今回は揺れが少し違った感じで倒れたんだと思う」(浦幌町立博物館学芸員 持田誠さん)

 日高の新冠町では震度5弱を観測。

 さらに震度4を広い範囲で観測しました。

 函館市では91歳の女性が転倒し、軽いけがをしました。

 遠く離れた札幌でも。

 「揺れています。動かないで~」

 「いきなりガガガガってきた。家の中のものがパラっパラと落ちた。こりゃ(震源が)近いなと思った」(いずれも札幌市民)

 JRは快速エアポートなど85本が運休するなど移動にも影響が出ました。

 4月20日、三陸沖で発生した地震との関連は。

 「きょう起こった地震は沈み込んだプレートの中で起こった。先週月曜日に起こった三陸沖の地震はこれより浅いところで起こった。今回の地震は、場所がかなり離れているので直接的な関係はないとみている」(北大地震火山研究観測センター 高橋浩晃教授)

 後発地震注意情報は、午後5時に呼びかけが終了しました。

 ただ、引き続き、日ごろの備えは必要です。

 「マグニチュード9クラスの地震が切迫している状況はまったく変わりないので、特に沿岸部にお住まいの方は津波への備えを時々、再確認していただければ」(高橋教授)

 20日に発生した三陸沖を震源とする地震から1週間。27日早朝、十勝南部の内陸を震源とする地震が発生しました。

 この2つの地震に関連はあるのでしょうか。

 今回の地震は、20日の地震を受けて発表された「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が想定する巨大地震の震源域外で発生したため、両地震の関連性は低いとされています。

 地震を研究している北海道大学の高橋浩晃教授は「この1週間ぐらいは震度5強クラスの地震に注意しておいた方がいい」と指摘。そのうえで「巨大地震が北海道に切迫している状態は変わりない。日ごろから地震や津波に対する備えを続けてほしい」と話しています。

 日頃からの備えとして、水や食料品の備蓄、家具の固定が大切です。

 さらに、家族との避難場所や避難経路の確認、離れ離れになった場合の連絡手段についても、改めて話し合っておくことが重要です。

北海道文化放送
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